代表幹事 蓑内隆弘

思い起こせば2年前、緊張した面持で就任のご挨拶をしたのが昨日の事のように思い出されます。責任の重大さと、2年間という時間の長さに希望と不安の交錯した複雑な心境でのスタートでした。私は、そのとき「最後の青春を懸けて精一杯やって行こう」「将来振り返ったときに悔いの残らぬようにしよう」と決意いたしました。以来2年間こうして代表幹事としてJOC活動が出来たのも、13期幹事団の皆様・支部会長の皆様の御蔭と心から感謝いたしております。本当にありがとうございました。

また、今期は京都信用金庫創立80周年・JOC25周年・新理事長御就任という節目の年に代表幹事として就任しましたこと大変光栄に感じております。こんなに充実した素晴らしい2年間は私の人生で初めてのことです。

この2年間でメンバーの誰よりも多くの事に気付き、一番多くの事を築きあげることが出来ました。2年間のJOC活動を振り返り感じたことを、皆様にお伝えすることが最後の責任と考え文章にしました。

先ず今期の活動についてですが、今期は「気付き・築く」というテーマの下今までに無い発想や規模で活動ができました。私は就任当初3つの行動指針を決めました。

 1 JOCはメンバーのメンバーによるメンバーの為の会であることを再認識する
 2 身近な人にJOCを正しく理解してもらう
 3 ボトムアップによる組織の活性化をはかる

この基本方針とテーマ「気付き・築く」を活動の精神に据え、全ての事業でこの理念が活かされた運営ができました。

具体的には全ての事業でメンバーの発想による、メンバーのニーズに合った事業が企画・運営されたことがあげられます。特に2年目の特別事業では、支部のエリアを最大に使い支部会長さんから出された企画を支部が主催して運営していただきました。支部会長の皆様には、企画・運営する側になる事でJOC活動の違った側面に気付いていただけた事と思います。上海研修ではJOCメンバーの叡智を結集し全てを自分たちの力で企画・運営いたしました。また、花街の文化に接する研修会や口丹地区での本部研修の開催などJOC始まって以来の研修会が開催されました。

次に金庫職員と合同で事業を開催した事は、一番身近な金庫職員にこの活動が正しく理解していただけたことと思います。フットサル大会では金庫職員と共に汗をかき有意義なひと時を過ごすことが出来ましたし、金庫内定者と共に研修をしたことも今春職員になる方々にJOC活動を理解していただけたことと思います。上海研修では金庫職員も参加頂き三日間の研修でメンバーの事、JOCのあるべき姿などを職員の方々に感じ取っていただけたことと思います。

しかし残念な事に、こんなに素晴らしい活動をしているにも関わらず参加者が少ない事業も有りました。そこで私は出来る限り部会に参加し、一人でも多くのメンバーと話をして本部事業への参加を呼びかけました。今まで本部の事業に参加していなかったメンバーが上海研修に参加してくれた事は、その成果が少しは有ったのかなと感じています。

特別事業では時代を担う経営者になるためにはどうすれば良いのか?20世紀に培ってきたものをもう一度ゼロから見直そうと考えました。そこで具体的に3つの視点を事業を通した会員交流の中で築きあげようと考えました。

 1 グローバルな視点を築く
 2 新しい価値観を築く
 3 道徳観を築く

事業での研修を通してこの3つの視点を築き上げ21世紀に相応しい経営者となる判断基準が築き上げることが出来たのではないかと考えています。また、2年目には特別事業の開催と平行して産学連携やビジネスマッチングの要素も取り入れ新しい活動が出来たことも今期の成果ではないでょうか。

まだまだ取り掛かったばかりで大きな成果はまだ見えませんが、今後の活動を考える上で重要な年となりました。来期以降は今期に築きあげた物をベースに、産学連携やビジネスマッチング、さらにはもっと大きなスキームでメンバーにとってメリットが有る活動が運営されますことを祈念いたします。

そしてメンバーの皆様には直接関係は有りませんが、JOCは本部業務部が担当となりました。今後は今まで以上にメンバーのビジネスに直結した活動が出来るのではないかと思ってます。

そして今期お世話になった講師の皆様には、講演のみならず運営面でも大変お世話になりました。特に上海研修でお世話になったアサヒビール様は、菊池会長のお世話で研修のサポートをしていただきました。そのほか今期の活動に関わっていただいた講師の方々に心から御礼申し上げます。

最後になりますが2年間に亘り多大なるご支援・ご指導を賜りました京都信用金庫粂田理事長様はじめ金庫役職員の皆様に心から厚く御礼申し上げます。


副代表幹事 山口盛夫

皆様2年間お疲れ様でした。蓑内代表幹事に「なぁ盛夫ちゃーん副代表やってえなぁ」と、とある居酒屋でビール片手に口説かれたことが、ついこの間のように感じます。代表幹事には「ほんでなにすんのん」、「何やりたいのん」って聞いても、「そんなもんまだ考えてへん」って言われ、「何したいかわからん代表にはようついていかん」なんて、えらそうなことを言ってました。

この2年間いろいろありました。最初は特別事業も、代表がいきなり「やっぱり中国やろ」と口にしたと思うとそれからしばらくして、「とりあえずおれ行ってくるわ」って、なんちゅう行動力というか、なんもかんがえてないというか、能天気というか。でも、この性格が、13期を引っ張っていく一番の原動力であったように思います。ほぼ全部会をまわり、人のつながりを大事にし、何かを「築いて」いくことができたのではないでしょうか。

全部会長様も、全委員長も、全本部役員も、本当にがんばっていただいてと思います。2年間ご苦労様でした。感謝


副代表幹事 松尾安浩

皆様、2年間本当にありがとうございました。自分達で考えて、運営していく 自由な発想で事業を展開していくことの出来るJOCの活動は、仕事では出来ない経験をすることが出来ます。副代表という立場で、経験させていただいた2年間、特に後半の特別事業では、「支部合同研修」、「上海研修」、そして「ファイナルラウンド」と密度の濃い半年間を過ごさせていただきました。

代表幹事の「中国研修 但し現地集合現地解散」に端を発した特別事業が、幹事団のアイデアで「全12回の特別事業」という支部をも巻き込んだものになっていく過程では、事業企画の醍醐味を味わいました。メンバーそれぞれのアイデアあふれた、JOCらしさの出た事業だった思います。多くの人にかかわっていただいた分、内容的にも今までになく変化に富んだものにすることが出来たと思います。

今期の幹事団に加われたことを感謝いたします。蓑内代表幹事お疲れ様でした。残り2年の余生 メンバーとして気楽に参加してください。但し、出欠回答の遅延、無断欠席などは許されませんので宜しく。山口新代表幹事、いよいよあなたの出番です。2年間思う存分暴れてください。私松尾は、現役最後の2年間となります。嵯峨野部会長として本部の活動をサポートしていきたいと思います。宜しくお願いします。今期お世話になったすべての皆様に、この場をお借りしましてお礼と感謝を申し上げます。 


幹事長 田中拓郎

2年間お世話になりました。13期の事業で印象に残っているのは特別事業の支部研修事業です。もともとは20部会に20の研修事業をお願いしようと思っていたのですが、結局ブロックに分けて7つの事業になりました。

結果、支部同士の交流も図れ、特色ある事業ができました。普段JOCの本部事業では実施できないようなところで開催でき、たくさんのメンバーに会うことができました。なかには「事業の世話をしたおかげで、本部の苦労が少しわかりました」など、普段できない話ができたりして、とても楽しい時間が持てました。

なにはさておき、事業に実施に当たっては数々の困難もありましたが、皆さんの努力のおかげで大きな事故もなく、無事事業を終了することができました。本当にありがとうございました。今後もJOCにご協力お願いします。

監査幹事 國場淳

「縁」は不思議なもので、また素晴らしいものでもあります。私はその「縁」がつながって第13期の幹事団に参加できました。JOCに入会して約10年間を振り返ったとき「あのときにあの人と出会ってなかったら私の幹事団参加はなかっただろう」と思う場面がいくつかあります。

人と人とのつながりによって参加できた幹事団は色々な経験をさせてくれました。素晴らしい人達と出会うことができました。この人と人とのつながりに、そして、私の周りにいてくれた人たちに感謝します。

最後に作家の吉川英治さんの言葉を記します。「我以外 皆我師也」。皆さん、ありがとうございました。

例会委員長 土田博之

第13期例会委員長を務めさせて頂きました嵯峨野部会の土田博之です。2年前、依頼があった時、『私で務まるのかな』 と、まず思いました。10年間、本部役員をやらせて頂いた事、会社の状況を考えると、非常に迷いましたが、声を掛けて頂いた事や、初めての幹事であり良い経験に成ると思い受けさせて頂きました。

次に強力なメンバーが必要だと思い、いろんな方々に協力して頂き、理想の委員会が出来上がりました。まず、例会委員会のテーマを、先の見えにくい時代だからこそ、楽しく笑いのある「楽笑本部例会」に、4回の本部例会を 「一・歩・前・進」 の言葉の流れで企画運営して行く事を決めました。

平成16年度 通常総会・25周年本部例会では、OB会員を廃止してから初めて卒業生、元会員の方々に参加して頂きました。会費を頂きましたが、多くの先輩方が周年事業に参加され、京信役職員の方々も98名、計300名を超える本部例会となり大変盛り上がりました。

何よりも大変だったのが、講師の決定でした。選定は、非常に楽しくbig nameを連ねましたが、連絡の方法、日程、予算等の問題でなかなか決まらず、いろんな方々に協力をして頂き決める事が出来ました。

又、新入会員の紹介、同好会の紹介、卒業セレモニーなど新しい試みを企画し、実行出来たのも、委員全員の結束があればこそだと、強く感じています。実に例会委員会は、30回開催しましたが、欠席される方は非常に少なかった事が実行できた力になったと思います。

非常に貴重な経験をさせて頂きました、幹事の皆様、例会委員の皆さん、御協力して頂いた皆様、有難うございました。

研修委員長 木村隆紀

JOC会員の皆様と京信事務局職員の皆様には、この二年間、大変にお世話になりまして本当にありがとうございました。

思い起こせば、二年前に研修委員長のお話をいただいた時には、本当に自分がお役に立てるのか? はたまた、任期まで問題なく職務をまっとうする事ができるのか、不安でいっぱいでしたが、なんとか形を作ってそれなりに収める事ができました。これも一重に、私を支えてくださりお力添えをいただいた多くの方々のお陰だと、心より感謝しております。

この二年間で、様々な方とお会いし、たくさんのコミュニケーションを図れたことは、今後の私の人生にとって大きなプラス材料になる事は間違いないと思っております。

人の人生の中身を決めるのは、その人が生きている間にどんな人と出会い、感じ、考え、生きるかだと思っていましたが、まさしく、その事を実感できる有意義な二年間でした。こんな私に、JOC本部に入る機会を与えてくださったことを感謝するとともに、私が経験させていただいた本部でのお仕事を一人でも多くのJOCメンバーさんに経験していただく事が、ますますのJOCの発展に繋がるのではないかと生意気にも考えております。

私は今年で33歳のハナタレ坊主なので、まだまだ、この先JOCでたくさんの事を学んだり、体験する事ができるかと思います。今後も、たくさんの出会いを楽しみにして、本部、部会、同好会を問わず、積極的に様々な事業に参加させていただこうと考えております。

この二年間、たくさんの方々にお世話になりまして、本当にありがとうございました。

情報委員長 矢野彰一

この2年間、私は非常に密度の濃い時間を過ごさせて頂きました。それまでのJOC活動は人脈を広げていろいろな情報を集め、他の会員さんが何をされているかどう考えどう動いておられるかなどを見聞きしながら酒を酌み交わし・・・という感じでした。

春に情報委員長という大役を仰せつかり「やってみよう」という姿勢と「どうしたらいいか」という思考の間に体が挟まったという感じをしばらく味わいました。このどこへ行けばいいのか自分の中で藻掻いていた期間というのは自分としても非常に有意義だったと思います。日頃会社で藻掻くのとは違う藻掻き方をしていたというか、常とは別のところを使って動いて考えてということを繰り返していました。

委員長としての仕事、委員さんとの繋がり、幹事団や金庫さんとの意見のやりとり。いつも自分がしている仕事と共通しているようで、ちょっと違う。右と左というか、前と後ろというか、1階と2階というか・・・会社での自分の仕事、他の社員さんや部下との繋がり、社長やお客さんとのやりとり似てるけど同じ方法は通じない。

でも、そう思ってやっている内に徐々に面白みが増してきました。自分達で企画したことが出来る。形に残る。情報委員会は特プロで写真やビデオの撮影を担当しましたが、これはその際たるものです。これをさせて頂いたお陰で、私も委員の皆さんも13期の特別事業というのは、
ずっと心に残っていくと思います。

2年前、蓑内さんから電話がかかってきて委員長を引き受けてくれと言われたとき「蓑内さん、かける相手間違ってますよ。もっといい人いらっしゃいますでしょ。」といったのを今だに覚えています。でもあの時、及び腰になって断らなくて良かったと思っています。

最後に、私を選んで下さった蓑内さん、事業をお手伝い頂いた事務局の皆さん、そしてJOC活動を支えて下さっている京都信用金庫様にお礼申し上げます。貴重な体験をさせて頂き有り難うございました。

総務委員長 木村孝司

こんにちは。嵯峨野部会の木村です。JOC13期では、蓑内代表幹事のもと、総務委員長を努めさせていただきました。

振り返りますと、就任時には「何とかなるだろう」程度にしか考えていませんでしたが、実際に事業企画が進むにつれ、実務レベルでは多くの用事が増え、個人的にパニクった事も結構ありました。今は、何とか無事に任期満了を迎えられたことで、心からホッとしています。

それにしても、多くの会員さんと知り合えた2年でした。総務委員会の担当事業だけを考えても、オリエンテーションでは新入会員さんと知り合えましたし、支部会長会議では支部会長さんと知り合えましたし、フットサル大会では『会員名簿でしか見た事のない会員さん』とも知り合えました。(注)ちなみに『会員名簿でしか見た事のない会員さん』とは、口丹&南&山科部会のあなたです(笑)。

あらためて考えますと、総務委員長というのは多くの会員さんと知り合える「おいしいポジション」だったように思います。個人的な多くの反省点も含め、貴重な2年間でした。

最後になりましたが、ご協力とお力添えをいただきました皆様に心から感謝申し上げたいと思います。特に、大きな心で見守ってくださった蓑内代表幹事、何かとご指導いただきました幹事団と事務局の皆様、そして頼りない委員長を支えてくださった総務委員会の皆様に。