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2022.10.19
大事にしてる言葉があるんですよ。
前の職場で早く一人前になりたくて焦って仕事していたところ上司に聞かれました。
「お前はなに目指して仕事してるねん」
それに対して
「早く所長クラスになりたいんです!」
上司は
「まずは抜群の2番手目指せ。所長のために次の仕事の段取りをどれだけやれたか、
心遣いをしていくうちに所長になっていく準備ができるねん」
それ聞いてから現場で生き生きと仕事できるようになったんですよ。
JOC入ってからも会計研修で中澤さんに同じ話聞くことになるんですけどね。
今、現場出たら1番手、会社では2番手としてやってます。
本日は御所にほど近い河原町部会、株式会社前田英工務店の4代目になる前田恵一くんに話を聞きました。
仕事の息抜きは長渕剛とプロレス。
Q.会社の成り立ちについて、官公庁からの仕事が多いと聞きました。
A.そうですね。曽祖父、祖父の時代は民間工事を行っていたのですが、施主様から支払いができないので家持ってってくださいって言われて、こっちも材料費など支払いがあるのにと難儀な思いをした経験から公官庁のオーダーへシフトしていったと聞いております。
Q.部会、スモール委員会とお忙しいと思いますが仕事も大忙しですね。
A.おかげさまで最近は色々な方々から仕事をお願いされるようになりました。
前職のゼネコンで8年働いて頼りにされ始めたころに、そろそろ戻ってきてと言われ、これ親の会社に戻ってきた人あるあるだと思うのですが、最初は回ってくる仕事が少なく余裕がありました。
そこで心掛けていたのは初めてのお客様にどう良い印象を残して次につなげるか、でした。しかし建築は図面通りに建てるので、大企業が作ろうがウチが作ろうが同じものが出来上がるので違いが伝わりにくい。
そこで立つまでの過程で丁寧な説明をすることを心掛けてコミュニケーションに重点を置き仕事を進めました。
そうしているうちに1つ仕事を終えるとまた声をかけてもらえ、こっちでもやりあっちでもやっていくうちに輪が広がり仕事をもらえるようになりました。
今でもできるだけ直接話して、直接現場へ出るようにしています。
お客様によっては前田英工務店の前田が直接来てくれることで安心してくれる人もいるので。
また、工事の品質・工期を遵守して完成させる事はもちろん大事ですが、工事過程の記録(工事写真)や施工図といった資料をいかに残せているかも重要なポイントの一つとなってきます。
将来何かあった時にそれがないと適切な修繕が出来なくなってしまうからです。
引き渡してお金もらえば終わり、という仕事はしたくないと思ってます。
工事が完成して先数十年を見越した本当に大切なことをお客様にお伝えするようにしています。