平成26年3月19日(水)に第3回PI研究事業「表千家から学ぶ こころの美 ~表千家探訪」を開催いたしました。
前日の悪天候が嘘のような春を感じさせる暖かい絶好の事業日和となりました。
今回は表千家様にご協力いただきまして講演会の前に一般の方には非公開とされている表千家の家元である御屋敷「不審菴」の見学からスタートしました。
また、組を分けて表千家会館の1階展示場に表千家様に納めておられます茶道具などのご説明もしていただき、その後は呈茶サロンにて薄茶と和菓子を頂戴いたしました。
講演会では次期家元である若宗匠・千宗員さまに表千家の歴史を通じて、茶道・茶の湯の精神をお話ししていただき、また伝統ある表千家を継がれていかれる代表者としての御講演もしていただきました。
不審菴の見学は「貴重な体験」と言う言葉では言い表せないほどの存在感を感じました。簡単に言い表して良いのか分かりませんが「わび」「さび」といわれる独特の雰囲気や美意識というもの感じとれる見学会でした。まさに「ホンモノ」を実感することができたのではないでしょうか。
御講演の中で、「淡々として水の流れるがごとく」という表千家の茶風を表す言葉についてご説明をされておられましたが、水の流れにおいて、表面はその時その時の表情はあるが、中にながれる水は変わることがない、というような意味だそうです。
我々の会社でも時代、環境に合わせた経営は必要であるが、経営理念や経営の本質を忘れてはならないということを学んだように思います。
年度末のお忙しい時期、また開始時刻が早くからにもかかわらずたくさんの会員の皆様に御参加いただき本当にありがとうございました。
また、表千家のスタッフの皆様も心温まるおもてなしをして下さいまして感謝申し上げます。