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2021.09.01
今回のスポットライト会員紹介は京都府宇治市で40年続く運送業を営んでいる、
株式会社 京和梱包運輸さんにお伺いしました。
屋根と靴紐の双子コーデの満面の笑みで出迎えてくれた篠原さん
~プロフィール~
部会・会員名・年齢 伏見部会 篠原嘉孝さん ガンダムと同級生
JOC入会 13期入会 19年目 副代表幹事 OBの風格
会社名 株式会社京和梱包運輸
所在地 京都府宇治市槙島町落合114-1
設立 昭和55年10月14日
営業内容 倉庫業・梱包業・運送業
企業HP https://kyowakonpo.co.jp/
趣味 ドライブ・スニーカー・食べる
嫌いな人 親父
尊敬する人 親父
【まず事業内容は?】
事業内容は大きく分けると物流業、トラックでの運搬・輸送と倉庫業・ダイレクトメールの封入作業や梱包作業・内職作業など物流全般の作業を請け負ってます。
【HPより異常気象(ゲリラ豪雨)に耐える倉庫とはどういったものですか?】
弊社は2010年8月13日の宇治のゲリラ豪雨で倉庫が膝上まで浸水してしまって。
ちょうどお盆休みの時期でしたしどうしよう?と思っていたら、従業員や協力会社の方が何も知らせていないのに駆け付けてくれて、泥だらけになって助けてくれたんです。
それがきっかけとなって、社員さん協力業者さんに対する考え方が大きく変わり、『愛社精神』が生まれましたね。
当時の損害金は数億にもなりましたが、その経験を踏まえて倉庫の周りに止水板の設置をしてお客さんの商品、資産の安全を守るために倉庫業としての差別化をはかりました。
その時の経験則がマインドのところで、これ以上酷い経験はないだろうと少しのトラブルくらいではめげずに常に会社全体が前を向くようになりましたね。
これが噂の止水板
【コロナ禍の営業はどうですか】
運よく、影響がでるどころか問い合わせが増えましたね。
たまたま影響の出にくい商品を取り扱っていたのか、資金力のあるお客さんが多かったのか、今のところ影響は感じていないです。
倉庫業の面でもお客さんもコロナに影響されず順調に経営されているのか、家賃の滞りもなく問題無いですね。
そして推測ですが、従業員の整理をしてアウトソーシングに移行するのかなという問い合わせが増えましたね。
またJOCで知り合った企業さんがコロナ禍で経営が危ない状況になり、相談を受けて弊社がそのお手伝いをさせていただいて、乗り切ることができたという出来事もありました。
JOC活動が無ければまずこんな経験できなかったですよね。
出来る出来ないは関係なく相談してもらえたことが嬉しかったですね。
【形の無い物を売る難しさや心がけている事はありますか?】
一つは経営理念にある「楽」(らく)を売るようにしています。
楽しいのもそうなんですが、仕事としてお客さんに楽をしてもらうのが一番なので京和梱包さんに楽させてもらいましたわ、と言って頂ければ嬉しいですよね。
僕自身会話がとても大事だと考えていて、その中でお客さんの困っていることをお聞きすることが仕事に繋がっていますね。
お仕事を頂いても出来ないことは出来ないと腹を割って話すようにしています。出来る部分を胸張ってしっかり仕事をすればいい。
強がらずに自社の強いところでビジネス出来ればいいかなと思っています。
【従業員さんの指導はどうされていますか?】
基本的にあんまり何にも言わないです。特に会社にマニュアルが無いので、自分が一番やりやすいようにやってもらってる感じです。
まず僕が人に言われてやるっていう感覚は嫌ですし、それってモチベーションに繋がりませんしね。常に従業員みんなの声に耳を傾けるようにしています。
【ZOOM・テレワークなど取り入れづらい業種かと思いますが、コロナ禍における対策・変化などありますか?】
こちらも任せていますね。会社で消毒液やマスク配布など色々対応していますが、自己判断に任せた感染予防対策の下で仕事をしてもらっています。
シフトも個々で管理してやってもらっています。今のところ全く問題ないですし残業もゼロです。
無駄に残業するというのは能力のない裏返しと思っているので。もちろん、会社からお願いする仕事も残業の出ないように割り振っています。
特にうちは女性の方が多いんですよね。女性は仕事だけじゃなくて他にやることも多いと思いますので、プライベートの時間は大切にして欲しいですし。
来月の9月には京都信用金庫のS認証の認定を受ける予定とのことです。
詳しくは
S認証 – ソーシャル企業認証制度|一般社団法人ソーシャル企業認証機構 (besocial.jp)
【同業他社も多いこの業界ですが、今後の展望や目標はありますか?】
やりたいことは本当にたくさんありますが、まずはもっと従業員が働きやすい環境にするための設備投資をしたい。
それから、リスクヘッジも含めて今後は大きいお客さん10社よりも小さなお客さんを200社に対応できるようにもなりたいです。
たくさんの手間はありますが、工夫すれば出来ない事はないと思っています。
それから今の高齢者の方に目を向けていて、高齢者でもやる気のある人に働いてもらいたいと思っています。
もっと従業員・お客様とコミュニケーションを取り、誰からも好かれるような会社にして『血の通った経営』がしたいです。
時代はすごいスピードで変わっているけれど、昔のマインドって大事だと思うんです。
先代の人達は皆人柄でやってきたでしょうし、PCもない時代でじゃあ何が活きるってやっぱり営業力じゃないですか。それってやはり、、、コミュニケーションですよね!
篠原さんの躍動力は、沢山の人々とのコミュニケーションを通じた繋がりから生まれているのだと、強く感じたインタビューでした。
本日は誠にありがとうございました。
床と双子コーデ
~インタビュー~
当日社員さんから深刻な事態を告げられた 東九部会 戸田慶吾
厚生委員会で篠原氏とチョコを作った 近江部会 谷本 光
~記事編集~
親戚のせいで濃厚接触者となり自粛中の 伏見部会 今村哲也
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。