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2022.04.27

「基盤」じゃなくて「基板」です

こんにちは。スポットライト委員の今村です。

今回ご紹介させていただきますのは

双和電機株式会社 取締役副社長 武村佳仁さんです。

1965年に武村さんのご祖父様が伏見区深草での理化学装置などを作る会社として創業され、その後エレクトロニクスの分野に転換され現在は伏見区下鳥羽で営業されています。

武村さんにお仕事の内容と思いを熱く語っていただきました。

今村)取材前に下調べをしたのですが。。。

すみません用語が難しく仕事の内容がさっぱりわかりませんでした。

という失礼な始まり方にも笑顔で丁寧に対応くださいました。

ありがとうございます。

武村さん)すごく簡単に言うと、基板に電子部品をはんだ付けして組み立てる、それを実装と呼ぶのですが、その実装を専門的に行う「ものづくり」の会社です。

ファミコンのカセットを下からのぞいたときに見える板をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

今村心の声)わかる!年代的にもドンピシャです。映りが悪いとフーとしてました 笑

武村さん)見えない部分に組み立てられているので「双和電機」という社名は皆さん馴染みがないと思うのですが、食品や半導体といった工場で使用される生産設備のほか、高速道路や駅・市バスなどの公共交通機関で使用される設備や、医療や小売、土木など様々な現場で使用される産業機器に当社で実装した基板が使われており、皆さまの身近な生活や様々な産業を支える役割をしています。

直接の取引のほかに商社様経由なども合わせると、現在100社以上のメーカー様に基板を供給しております。

平均生産ロットが20台、月間生産機種数が800以上あり【多品種少量生産】のため

色々な工夫をし、現在不良が20,000件に1件以下という厳しい水準での高品質な製品づくりを実現しております。

今村)すごいですね!どういう工夫をされているのですか?

武村さん)従業員一人一人が創意工夫を重ねて真剣にものづくりに取り組んできたおかげだと思っています。

創意工夫の一例として、社内の生産管理システムをすべて自社で構築しています。

今から遡って30年前、資材置き場のどこに何があるか完璧に把握していたベテラン社員さんが定年退職することになり、では設備を導入してシステムを自分たちで構築しようということになったのが、現在の生産管理システムの原点です。

自社で構築するとコスト的にもかなり抑えられますし、用途に応じて自在に柔軟かつ迅速に対応できるのが強みです。

製品の受注から仕上げまでもすべて見える化・見せる化し、徹底した管理と生産性の向上を図っています。

武村さん)電気使用量も常に見せる化して自動制御し、環境負荷の低減とコスト削減を実現したり、社員の勤怠管理やお弁当の発注なども自社でシステム化しました。

ここまででかなり内容の濃い話をして頂き、他業種に興味津々の今村の質問にも丁寧に答えていただき時間が大分経っています・・

そろそろ見学へ

会社の所々にイベントのお知らせが。社員さんが楽しく働かれてるのがわかります。

(社員さんの写真を集めてコンテスト)

(部活動の参加者募集!活動費用の一部は会社で補助)

働きやすい会社・働き甲斐のある会社を目標に福利厚生にも力を入れ、社員さん自ら問題点を提案してもらえるよう「双和電機向上委員会」の活動をされています。

過去に、食堂やエントランスのリニューアル、他部署を知る勉強会や家族向けの会社見学会なども委員会からの提案で行われたそうです。

他にもたくさんお話を伺い伝えたいことが山ほどあるのですが、長くなりすぎるのでこの辺りで・・

今村)最後に一言お願いします

武村さん)100周年に向けて頑張ります!!

武村さんの真面目過ぎるくらいまじめに仕事に取り組まれる姿に、たくさん学びを頂きました。

技術者である現社長から継承する4代目次期社長の今後の活躍を期待しております!!ありがとうございました。

(JOC卒業生である先代の社長が大事にファイリングされていた資料の一部)

人と人との交わりからJOCのマーク 今とかわらないロゴとテーマ

(ご祖父様の書)

【会社概要】

社名 双和電機株式会社

所在地 本社工場

〒612-8392 京都市伏見区下鳥羽北ノ口町92番地

TEL 075-622-3330  FAX 075-622-3890

代表者 取締役社長 宮下 晋哉

インタビュー 和田

記事 今村

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。