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2021.10.13

コロナを乗り越え未来を見つめる

「経営目的は人づくりです。」

「未来を感じられる会社にしたいんです。」

創業12年で京家きよみずを5店舗、バイトも含めると50名以上のスタッフを取りまとめる創業社長、髙木政明氏の言葉だ。

「バイトが卒業していく時には必ず犬飼ターボさんの“チャンス”という一冊の本をわたします。

成功や独立意欲がわく本なんです。感想あればLINEで送ってと言ってます。

とらえ方は人それぞれですが、その子達にも成功して欲しいんです。」

人づくりを社是に掲げる髙木社長のご両親もまた経営者だ。

「父はフランチャイズ店の経営、母は美容院を経営していたので自分でビジネスを始めるのが普通の環境でした。」

そう語る髙木社長の奥様も美容エステの会社を経営されている。

生い立ちを伺ったところ、高校は野球一筋。大学を中退後は美容院で働きながら夜は木屋町の有名なバーでバイト。

「この職場では多くを学ばせてもらいましたが、人のつながりの大切さを学んだのが大きかったです」

転機が訪れたのは24歳、友人に世界展開しているフランチャイズで一緒に起業しないかと持ち掛けられた時だ。当時日本には東京にしか支店がなく、東京で研修を受けながら店舗準備に追われ、料理長として寝食を忘れるほど働き続けた。店舗も軌道に乗り出した26歳で独立を決意。新店舗構想を考えるためにたまたま母と食事に行った先が自分が思い描いていた店そのものだった。

「頭に描いていたものがそのまま目の前にあった。京町家の店舗でおばんざい。

もうそのまま」

あまりの衝撃にそのままオーナーに、将来独立を考えているがどうしてもここで働きたいと頼み込み働かせてもらう。

オーナーに店を任されるまでになっていた28歳のとき、改めて貯めていた500万の貯金を元に再び独立を決意。最高の店舗候補も見つかり内装業者との打ち合わせも終わり、いよいよ開業のための資金を工面する段階に来た時のことだ。

「今でも担当者と笑いながら話すんですけど独立するための資金を京信さんに借りに行ったのですがけんもほろろに断られ、公庫から借りました笑」

「ほんとうに目の前が真っ暗になったのを覚えている」

・経営面について

「数々の飲食業での経験から社員教育はルール化が大事であることに気が付いていたので文章で細かく決める、完全なルール化の徹底を図っている。」

「なんども同じことを説明するのは時間の無駄だし、やっちゃいけないこともルールに書いておけば指摘もしやすい。」とのこと。

「コロナ禍で思うように動けなかったので、これからは1年に1店舗を目標にジャンルを問わず店を広げていきたい。」

「新店舗を出すのは楽しいんですよ。そこで働く人たちの成長やお客さんの幸せになるので」

「ここで働いてたら自分の人生が上手くいくと確信してもらえる経営をしていきたいんです。ここでやってても未来がないなって思われたら辞めていっちゃうでしょ。」

笑いながら語る髙木社長は未来だけを見つめる。

男気溢れる髙木社長が見送る中、我々もまた未来を見据えて仕事に励もうと取材地をあとにした。

~プロフィール~

髙木政明

JOC21期入会

生年月日:1981年12月26日

休日の過ごし方:ゴルフ 銭湯

座右の銘:人の喜びを自分の喜びとする

株式会社KYOYA

創業:2010年6月19日

創設:2013年9月5日

企業HP: https://www.kyoya-kiyomizu.com/

JOC特典:1グループにお惣菜1品サービス

 

記事編集:スポットライト委員会 和田康司

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。