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2022.02.16
今回スポットライトを当てるのは、
明治8年創業、鳴海餅本店さん
お店に入るとすぐに甘〜い香り、誰もが好きなみたらし団子。
取材前から食欲がそそられます。そんな食欲を我慢しつつ、取材開始です。
<プロフィール>
取締役/営業企画部長 鳴海 力哉
平成3年8月1日生まれの現30歳
生まれも育ちも生粋の京都人
中学、高校、大学と同志社に通い、
その間部活はラグビー一筋、大学では関西2位まで進出するラガーマン
卒業後は結婚式場に勤務され、2018年に鳴海餅へ入社されました。
趣味はラグビー観戦、映画鑑賞、読書、
陶芸もされていて、自身の作品に和菓子をのせてSNSなどにあげておられます。
また最近はソロキャンプも始められました。
座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」
ここからは初の試み「カードを引いて、書いてる質問にお答えください」のコーナー
それでは早速始めていきます。
①和菓子の業界ってどんな業界?
まず和菓子業界は「京菓子」と「生菓子」とに分野が分かれており、我々が扱うのは後者の「生菓子」になります。
違いとして、
「京菓子」は、お茶席などでお召し上がりになる、比較的価格帯の高いもの、
「生菓子」は、団子や大福など、比較的日常に溶け込んだものが多いです。
柏餅など行事に結びついたものも多く、四季を感じられる商品だからこそ、作り手としてはその季節感を大切に表現することが重要だと考えています。
また赤飯もメインに作っているのですが、ハレの席だったり、人が集まる所にそっとある身近な感じ、生活に根付いた感じが私としては魅力を感じるところです。
②事業承継について
過去周年のタイミングで代交代してきているので、4年後の150年目に継げるように、意識をして仕事に取り組んでいます。
小さい頃から継ぐだろうと感じていました、小学校の文集でも将来継ぐと書いていましたし、6代目となるプレッシャーもそこまで強くは感じていません。
父とよくコミュニケーションも取れていますし、ある程度任せてももらっているので、親子関係は良好かと思います。
馴れ合いだけは注意しないといけませんが、、、
私がこれまで色々なことをやってこれたのも、背景には父や店の存在があったからなので、これからは恩返しをすることが私の使命だと感じています。
また地元京都が好き‼︎っていう気持ちもあるので、鳴海餅を継ぐことで、地域の方へ貢献できればという気持ちです。
③ライバルだと思うお店は?
〇〇○さんや〇〇○〇〇さんですかね。(←気になる方は直接鳴海さんへお尋ねください)
ある意味ではライバルですが、お手本として見ることが多いです。
但し、同じものを作るとかではなく、「鳴海餅らしさ」を追求し、お客様に選択してもらうことが大切だと思っています。
私は面白いことが好きなのでアニメとコラボしたり、より良い品質の物を作ることや商品に幅を持たせて、お客様のニーズにお応えできる商品開発をしています。
→店内にはバースデーおはぎやバレンタイン上用などがありました
またこちらがコラボされた漫画「であいもん」
なんと今年の4月〜アニメ化されるそうです‼︎
漫画の後書きのところには力哉さんも登場していますので、ぜひ探してみて下さい。
④入会前と入会後のJOCのイメージは?
色々な方とお会いできるかと思っていたんですけど、入会後すぐコロナになってしまって、なかなかお会いするタイミングがなく、と言った感じです。
以前、美術館に行く事業には参加しました。
ドローンも参加したかったんですけど、なくなってしまって。
これからも何か参加できる事業があれば参加していきたいと思っています。
⑤会社を継続的に成長させる上で何が大切だと思われますか?
何をする会社なのかを明確にすることが重要だと思います。
「キットヲキニメス」鳴海餅のキャッチコピーですが、これに尽きると思います。
お客様に喜んでもらうことが私どもの役割であり、果たすべき事だと考えています。
お客様とのコミュニケーションはもちろん大事ですし、大切ですが、社内スタッフとのコミュニケーションもすごく大切だと思います。
⑥今までで一番大変だったことは?どう乗り越えましたか?
以前働いていた結婚式場での話ですが、新しくビルが建て直されカフェができた時に、私がメインとしてカフェを任されることになりまして、これが初めて任されたとこだったんですけど、その際にやらかしまして、、、結論、30日間休まず働きました(汗)
よくよく考えると、その時のコミュニケーションが足りていなかったな、っていうのと、自身の腹のくくり方が足りなかったなと痛感しました。
30日間働くことになった時は「もうしゃあない」と切り替えて乗り越えました。
ヤバい!と思った時ほど楽観的に、今自分にできるを事をする様に心がけています。
⑦赤飯の美味しいアレンジ方法
豆のインドカレー、炒飯にするのも意外と美味しいです。
みたらし団子のタレをパンにつけて食べるのもおすすめです。(赤飯ではないですが)
<取材を終えて>
鳴海餅といえば栗赤飯というイメージでしたが、バレンタイン用の上用饅頭など、枠にとらわれない和菓子の数々があり、伝統の中にも時代やニーズに合わせた商品開発をされていてワクワクしました。
たくさんの和菓子の中から選べる楽しさが鳴海餅の魅力だと感じました。
「キットヲキニメス」の精神がお客様に永く愛され続ける所以なのでしょう。
取材を終えるとそっと運ばれてきたもの、、、
みたらし団子です‼︎ 早速いただきます‼︎
「うんま〜‼︎一生食べれるわ」←リアルに現場で出ていた言葉です
タレにしっかりと絡むちょうど良い大きさの団子と、上品な甘さでプルンッとしたタレが本当に美味しかったです。
団子はもちろんのこと、タレにもこだわりがあるそうで、本来京都では葛粉を使うことが多いそうですが、鳴海餅さんは葛粉だけでなく、わらび粉を混ぜ合わせることで独特のとろみを出しておられるそうです。
店内にはイートインスペースもあり(只今、時短営業されておられます)
焼きたてのみたらし団子(冬季限定)や赤飯などがいただけます。
二条城も徒歩圏内、お近くに寄られた際は鳴海餅本店で一息ついてはいかがでしょう。
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記事編集:スポットライト委員会 細川哲
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。