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2022.11.16

未来への今を創る

今回は本店部会の上村哲弘さんを取材させて頂きました。

上村さんは前々期に部会長をされていて、皆さんから親しまれていたそうです!

気立てとお育ちのよさが表情からにじみ出ていますね。

 

会員名: 上村 哲弘(うえむら てつひろ)

会社名:上村紙株式会社

企業HP: https://www.uemurakami.jp/

所在地:下京区六条烏丸東入仏屋町164

設立:1959年8月24日

創業:1912年5月

業種 紙製品卸売・小売

上村さんは京都の街のど真ん中、室町蛸薬師で生まれました。

幼少期はお勉強を熱心にされる一方で

中学と高校時代はラグビー部に所属されていました。

ポジションはスクラム組む真ん中の2番!

大学卒業後は大日本印刷株式会社に就職され5年間、下積みをされました。

そして家業の上村紙株式会社に戻られて今年で18年。

2017年に代表取締役に就任されました。

社内に整然と並べられている在庫を見せて頂きました。

お着物用の商品タグやたとう紙、お着物を収納する紙箱など。↓

商品型番のサンプルたち↓

Q便箋や封筒などの文庫紙がお取扱い商品だと思っていましたが、呉服関係への商品も、主力商品なんですか?

上村さん:明治45年に曾祖父が大丸の北側で半紙など取扱う紙屋を営んでいました。その時に呉服屋さんにたとう紙を卸販売していたのが始まりです。

その後に色々な紙製品も始め、多業種への販路を広げました。

1988年に、京都文化博物館に小売店「楽紙館」をオープンしました。

https://www.rakushikan-store.com/

2010年には他社さんより寺院関係の事業を引き継ぎ、朱印帳やお軸も取り扱うようになりました。

2015年は商工会のご縁で東京ギフトショーに出展、企画会社とコラボして和文具の新ブランド「京都烏丸六七堂」を立ち上げました。

https://rokuhichido.stores.jp/

Q可愛いぽち袋や一筆箋に四季折々のはがきなど、たくさんのアイデアが詰まったアイテムが多い中、一番人気はなんですか?

上村さん:動物たちの紙風船です

Q:時代と共に変化に対応されてきたことが伺えますが、今までに苦労や達成されたエピソードはありますか?

上村さん:創業100周年を記念した商品(サービス)の開発を進行したことに少し達成感を感じました。2012年に社内全員でアイデアを出し合い●キャラクター商品の開発●京都伝統工芸大学校(照明具他)との協同開発●作家向け商品の開発●ルーズリーフ、バインダーなど●匂袋、匂付製品、紙袋など●王朝継ぎ紙のクリアファイルなど計7つのプロジェクトを進めることになりました。それぞれにリーダーを決めて進めていき作家向け商品の開発では新聞に取材してもらうこともできました。

Q:新たな挑戦はありますか?

上村さん:和紙×ネイルのクラウドファンディングです。ネイル用和紙「かみっこネイル」の発売を目指し、11月12日よりMakuakeにてクラファンを開始します。応援、フォローよろしくお願いします!

https://www.makuake.com/project/kamikkonail/

商品化したい和紙ネイルは月、森、山、雲、雨の5種類です。

Q最後に座右の銘を教えてください!

上村さん:成せば成る

上品な雰囲気をもちながら先を見据える経営方針などはさすがに「上村さん」でした。

お忙しい中、ありがとうございました!

記事作成 スポットライト委員会 樹下尚美

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。