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2021.12.22
今回のスポットライトは、
2013年に『ENJOY KYOTO』を創刊した徳毛伸矢さんにお話しを伺いました。
京都の観光案内所やホテルで見かけるフリーペーパー『ENJOY KYOTO』。
始めたきっかけや、取り組み方、そして今後の展望など色々お聞きしてきました。
※以下インタビュアー(イ)、徳毛さん(徳)
(イ) 人脈がすごいですよね!
(徳) いえいえ!僕自身は何ができるわけではないの。そもそも英語も喋れないのに笑
(イ) それなのにこれをしようと思ったのがすごいですよ!
(徳) 元々インバウンドに携わっていたので、『こんなフリーペーパーあったら面白いよな』というのがきっかけです。
そんな時、お付き合いの深いとある旅館の方の、『海外向けのフリーペーパーの選択肢が少ない』という言葉を聞き、そんな話を周りの方々に話をしていると『自分で(独立して)やってみたら?』という後押しがあり、訳もわからないままやり始めたんです。
始めた当時はオリンピック前でしたが、インバウンドはその時からすごかったんで。
(イ) 取材しておられるところは伝統工芸が多いんですか?
(徳) 最初は伝統工芸が続いてましたが、現在はVRやったりとか、スポーツ、マンガを特集したりとか…こだわらずに『今現在の京都で面白いもの、伝えたいもの』に目を向けています。
そして、なるべくネットでは出てこない様な情報を先にキャッチしようと思っていますね。
ただ始めた当初は、お金もそんなになかったです。
そんな中でも『こんな事やりたい』という思いだけで、数名のクリエイターさんが集まってくれました。
みんな、僕の会社でENJOY KYOTOを一緒に発行しながらフリーランスでやっているんですよね。
フリーランスの集合体で制作チームを組んでやっているから、いろんなところからの情報キャッチがすごい早かったですね。
(イ) そうしてやっているうちにだんだんとスポンサーもついてきて?
(徳) そうですね。最初は僕にやれやれと言っていた人に責任取ってくださいよーと言ってみたり笑
(イ)そりゃそーですよね!笑
(徳)まあ、そのあたりから京都府・京都市や海外イベントに行くときは京都のことを知ってもらうためにこれ(ENJOY KYOTO)を持ってって感じで。
記事の内容もですが通常のフリーペーパーより広告枠はすごく減らし、記事を豊富に制作しているのでそのあたりが重宝されたのかなと思います。
(イ)もうこれまでに発行して何号になりますか?
(徳) 42号ですね、2か月に1回の発行なので。
月に一回プレゼンしながらみんなで意見を出し合いますね。
記事をまとめる担当や翻訳の方も全て参加してもらっています。
(イ) ENJOY KYOTO以外にどのようなことをされていますか?
(徳) 京都市や京都府の制作物関係が多いです。その他、企業のパンフレット作成や翻訳、動画作成など様々です。
京都は観光があってこそと思っていますので観光の仕事を増やしていきたいですね。
(イ) コロナ禍になって観光業の方も打撃を受けていますし、こういったフリーペーパーは特に海外からの旅行者がいないと成り立たなかったりしますよね。
(徳) そうですね… また、WEBも同時にやっていかないと思っていますが、やはり海外の方は『紙が好き』ですよね。紙を重宝してくれていますし、お土産で持って帰ってもらったりしていますね。
(イ) 確かにこのデザインすごくおしゃれでカッコイイですね~!!
(徳) 今はなかなか海外で旅行出来ないのもあって、国内旅行が見直されてきてますよね。なので最近は、これの日本語バージョンを作ってくださいという声も多くいただいています。
(イ) ENJOY KYOTOはどこに置いているんですか?
(徳) 京都のホテル関係以外には、海外や東京の駅にも置いてあります。
こだわりは、京都市内の何百もあるホテルに3日間ほどかけて自分で配っています。
(イ) えええ!本当ですか?
(徳) 大変ですが、お互いに情報共有できる良さがあります。たまにホテルの新人の方に、『配達業者の方がきましたよ~!』とか言われる時もありますけど笑
(イ) 今後のENJOY KYOTOは?
(徳) インバウンドはまた京都に戻ってくると思うので、タイミングをしっかり見極めて復活したいと思います。紙とWEB、YouTube、まとめて注いでいきたいと思います。
僕の会社がそういったものや何かのハブになりたいと思いますね。
【プロフィール】
・名前 徳毛 伸矢(とくも しんや)
・会社名 株式会社T-STYLE
・生年月日 1981/07/18
・出身地 京都府
・趣味、特技 バスケット、ゴルフ
・Instagram @enjoy.kyoto
℡ 075-253-6067
〒 602-8038京都市上京区椹木町通
油小路東入東魚屋町356-7
また、3人制プロバスケットボール「KYOTOBB.exe」の運営にも携わる。
・
HP https://www.backdoor.kyoto/
バイタリティーとこだわりを持って突き進む徳毛さん。
これからも京都の魅力を発信し続け、沢山の方々に愛される、かっこいいフリーペーパーを発行してくださることでしょう。
徳毛さん、お忙しい中ありがとうございました。
END
インタビュアー:スポットライト委員会 今村 戸田 谷本
記事作成:今村
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。