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2022.06.29

理不尽が嫌いなストレートな漢(オトコ)

今回は、題名の通り真っ直ぐな会員さんである山下裕之さんにスポットライト照射!

<プロフィール>

株式会社 山下工業

代表取締役  山下 裕之(S57年1月6日生)

早速ですが、事業内容を教えて下さい。

①管工事・機械器具設置工事・鋼構造物工事

②飲食店

③放課後等デイサービス

この3本柱で経営しています。

1つの事業でも大変なのに、3本柱とは!

あっぱれッ!

そこに行き着くまでのストーリーを聞いてみましょう。

『①に関しては各企業の現場にて管工事、機械設置をしています。平成20年に創業して今に至ります。』

創業者なんですね!

『創業ですけど、言い方を変えればこれしかやれることがなかったんです。話せば長いですが』

話せる範囲で教えて下さい。

『とあることがあり、学業を早々に切り上げたんです、16歳の時に。厳格な父で、家を出ることになり、そこから一人暮らしのスタートです。』

ほぅほぅ。

『手に職を付けるべく、紹介で雇ってもらい溶接を学んでましたが、あることがきっかけで辞めました。理不尽や間違ったことが嫌いな性分で、その後も転々とし、少しずつ技術力が着いてきた時に、先輩からとりあえず工場を借りろ!と言われました。お金も仕事もない中でしたが、とりあえず工場を借りて、小さな仕事を受け、真摯に真面目に作業を繰り返し、腕を認めてもらい、少しずつ大きな現場に行くようになり、創業8年後の平成28年に法人成りし、今に至る感じです』

今も現場に出られてますか?

『今は社員に任せてます。自分が現場に行けば作業、指示出しは早いですが、それをやってしまうと人材が育たないので、最近は任せるようにしています』

人材育成って大変ですよね。

『大変ですね。変わった子もいますしね。でもそういった手のかかる子の方が可愛いですね。コミュニケーションの一環で、BBQやスパ銭に行ったりしますよ』

飲食についてはどうですか?

『②については、M&Aみたいなもんです。

昔からの知り合いが諸々の事情により店をたたむというので、それは寂しい、会って話しをしてたらもう僕がやると引き受けてました。それが7年前ですね。』

飲食はコロナで大変でしたね。

『大変だったのですが、助成金や補助金もあるので、なんとかなっているのですが、人の問題がね。。。』

話せる範囲で教えて下さい。

『僕には①が本業なので、②については身内に任せていたのですが、管理不足で色々と衝突してしまいました。身内とは言え、社長と従業員といえ立場をはじめにしっかりと線引きしておけばよかったかなぁと思っています。』

『今は緊急事態宣言も解除になり、元気もりもりで開店してますので、食べに来てください』

この取材後に食べに行く予定が、満席で食べに行けずでした(T ^ T)

https://yamadori.owst.jp/

駆け足ですが、③についてはどうですか?

『実は身内に障害を持った子がいるんです。彼らはオール5は取れずとも、どこかのポイントで5が取れる子達なんですよね。その長所を見つけてあげたく、またご家族の不安を軽減できるようにと立ち上げました。将来的には就労支援事業も視野に入れています』

(株)山下工業さんでの今後の方針は何かありますか?

『①②③の事業は今は点なのですが、近い将来には線で繋がるようにしていきたいと考えています。社内でも異業種事業間の交流も始めています。③の事業についても①の仕事は危険がつきものなのでダメですが、大手企業とお取引させていただいているので、軽作業を貰えるように働きかけています』

『最近ではSDGSや社会課題解決などが話題に上がりますが、我々も各事業通じて取り組んでいこうと思います』

色々とざっくばらんにお話いただきありがとうございました。

現場ではここでは書ききれない程のボリュームとなり、いい時間を共有出来ました。

取材中の話の中で、今に至るまでの色々な話や経験(良い事も悪いことも)が聞け、山下さんの考え方や姿勢、性格?の面が少しわかった気がします。

理不尽エピソードとしては、若かりし頃に仕事を辞めるきっかけとなったハードな面もあったので伏せる部分もありますが、総じて言うと

【約束を守らない】

【格好悪いことをするな】

【嘘をつくな】

に行き着くのかなぁと。

『自分はこうはなりたくないという信念を持ってます。従業員にも言い聞かせています。会社を設立していますが、社是・社訓は未だに作っておらず、設立10年目に向けて、【真っ直ぐな会社】【真っ直ぐな社員の育成】を盛り込んだ社是・社訓を従業員全員で考え中です』

快く取材を引き受けていただきありがとうございました。

これからの山下さんの活躍に期待大!!

会社情報

記事編集:スポットライト委員会 嶋貫遼佑

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。