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2022.12.21

若手のホープ 「かつら」事業の新展開へ

皆様、こんにちは。

スポットライト委員会の古市谷(コイチタニ)と申します。

今回は、第21期に入会された西陣・北野部会の八木 謙都(やぎ けんと)様の会社取材に行ってきました。

同い年に見えないくらい若くてイケメンで、88年会のホープです。

少しでも皆様に八木さんの事を知っていただきたく、スポットライトを当てさせていただきました。

八木さんは、将来の4代目社長として、時代劇などに活用される「かつら」を制作される事業を行なっておられます。

現在は、株式会社八木かつら3代目社長として、お父様が務められており、八木さんは、常務取締役として活躍されています。

従業員の方々は、おおよそ6割程度女性が占めており、細かい中国の人毛の髪を1つ1つカツラに付けていく作業など、職人の技術を見学させていただきました。

なかなかこういった業種のお仕事を拝見させていただく機会がないので、「人毛」と「人工毛」での質の違いなど、非常に勉強になる事が多く、皆様も八木さんから色々お仕事のお話を聞いていただけると嬉しいです。

(作業風景)

また八木さんは、大手映像会社などと取引のある伝統のある株式会社八木かつらに勤めるまでは、全く継ぐ気がなかったそうです。

大学卒業後は、異業種の土木関係の会社に勤められていたそうで、ビックリしました。

その中で、新入社員当初は、このままサラリーマン生活を過ごす気持ちでいたようなんですが、月日が経つ毎に、上司の働いている姿や労働状況などにより、将来の自分を考えた時に、不安を大きく募ったそうです。

そんな時、たまたま八木かつらで社員さんが辞められた事をきっかけに、前職を退職し、株式会社八木かつらの社員として、働くようになったそうです。

そして、徐々に、職人の技術を身につけられるようになった事で、仕事への楽しみも感じるようになったのと同時に、将来的に、八木かつらをどう伸ばしていけばいいのかなど、意識に変化が生まれてきたそうです。

その中で、「コスプレ業界に参入する」「海外向けに販路を広げてみる」など試行錯誤している中で、様々な挑戦をしてきたからこそ、勝筋が見えてきていた事業展開があったそうです。ここでは詳しくは記載できないですが、八木さんの仕事に対する意識が変わったのと同時に、将来を見据えた事業展開を考えておられる所に感銘を受けました。

実際、こういったかつらの業界は、映画・テレビ・演劇などで活用されるので、販売方法として、主に「販売」と「レンタル・リース」があるようです。

自分のカツラを購入される方は、最近人気の大衆演劇で何回も同じ役を演じられる時に、自分に合ったサイズと役に合わせた髪型・色合いをオーダーメイドされるようでして、だいたい約22万円〜45万円程度するそうです。

花魁の場合だと80万円前後で、かなり高価な物だからこそ、機械では出来ない職人の技術が必要なのだと感じました。

また、有名どころで言うと、京本政樹さんの演劇のかつらは八木さんのお兄さんが作られたのだとか…

「すごいですよね!」

レンタルは、若手の方や短期的に活用される方がご利用されるようでして、株式会社八木かつらでは、おおよそ4,000〜5,000種類のカツラを保有されているようです。

 

改めて、こういう特殊な業界を知るからこそ、時代劇や演劇など1つの作品を作り上げるために、多くの方が携わっているのだと感じさせられるインタビューになりました。

大衆演劇など見た事はないんですが、少し興味を持ち、1回見に行ってみようかなという気持ちになりました。

そして、八木さんはまだ21期入会で88会メンバーの1人ですので、JOCの方々ともこれからたくさん関わっていただき、事業の発展に繋げて行ってもらえると嬉しいですね。

演劇などに関わるお仕事をされている方、演劇などが好きな方はぜひ八木さんとお話していただけると嬉しいです。

【パーソナル情報】

会社名:株式会社八木かつら

住所:〒603-8332

京都府京都市北区大将軍川端町32

役職:常務取締役

名前:八木 謙都(やぎ けんと)

部会:西陣・北野部会

生年月日:1988年11月22日

入会時期:第21期

出身校:摂南大学

趣味:バスケットボール・スノーボード

桂田・樹下・吉川・古市谷(Bチーム)

 

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。