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2022.10.12

デリバリーと言えばまず何を思い浮かべますか?

今回は筆者の大好きな街、枚方市の会員さんにスポットライトをあててみました。

突然ですが、皆さんはデリバリーと言えばまず何を思い浮かべますか?

そう!ピザです!!

そしてデリバリーピザと言えばーーー???

そう!ピザハットです!!コロナ禍でお世話になった人もきっと多いはず!!!

(スーツがビシッと決まっているこもりん…かっこいい)

 

京阪本線の樟葉駅前にある“ピザハットくずは店”にやってきました。

こちらのお店は、例会委員会に所属している大阪部会の小森浩さんのお店です。

81会では、“こもりん”の愛称で親しまれている優しく笑顔が絶えない小森さん。

本部例会での活躍ぶりがまだ記憶に新しい方もおられるかと思います。

“元々は建設業(播磨相互建設株式会社)を営んでいた祖父が、

知り合いの人からアメリカのビジネスを紹介されて始めました。”

建設会社の中の一部門として、外食事業部をスタートされたそうです。

 

創業当時は、なんと宅配ではなくレストランとしてオープンされたとのことで

今も尚イートインスペースが残されていました。

“創業当初からイートインができる状態を維持しているのは、日本ではおそらくここだけ“

とのこと。

 

“当時は中が広く、サラダバーなどがある最新の画期的なレストランだった。”

 

大昔の話になるのですが、樟葉駅周辺は沼地しかなかった場所でした。

今では想像できないくらい、とても田舎で田園が広がり駅も無人駅でした。

そのころお爺さま(小森さんの母方のお爺さま)が守口や門真から建設の事業を拡げ、

樟葉の開発に貢献していきました。

 

現在のような街に発展していったのは、

このころのお爺さまのおかげといっても過言ではないと筆者は思いました。

 

お爺さまが樟葉の開発を手掛けているころ、

現代表のお父さまは京都のJEUGIAでサラリーマンをされていました。

お父さまは、お爺さまからお声がかかり事業に携わっていき現在に至ります。

 

現在は枚方市の樟葉に1店舗、高槻に2店舗、

そして2022年6月に新たに交野に1店舗を出店されています。

勢いに乗って順風満帆にも見える小森さんですが、

ここまでいたるまでの道のりには相当の苦労もあったとのことで…

 

小森さんが学生の頃、創業地の樟葉の1店舗目から奈良に2店舗目を出したところ

任せていた方の経営がうまくいかず、やむなく別のオーナーに譲ることに…

 

学生時代の就職活動では一時は金融系や商社系を目指したこともあったそうですが、

電車に揺られながら何か自分には違うと感じていたそうです。

 

“祖父も父も商いをしていて家業を継げとは言われたことはなかったが、

なんとなく誰かが家業を継ぐことになるだろうなと考えるようになっていたそうです。”

 

長男であるお兄さんは店舗設計などを行う別の仕事をしていたので、

いずれは自分か弟さんが継ぐのだろうと考えるようになっていたという。

 

卒業後、直営店に就職した小森さんですが、

そのころは両親と弟の3人で家業をしていました。

 

しばらくして、高槻の1店舗を直営店から現在の会社に移管し譲り受け、

そのタイミングで小森さんも現在のお父さまの会社に戻ってくることになります。

そして入れ代わる形で弟さんが直営店で働くことになります。

 

小森さんは直営店から戻ってきた当時のことをこう振り返っていました。

“戻ってきた当時は2店舗からのスタートだったのですが、

戻ってきて失敗したかなと思ったくらい本当に経営状況が厳しかった。”

 

経営状況の改善に奮闘していく中、

弟さんもお父さまの会社に戻ってきて心強いと思っていたさなかに事件が…。

経理をしていた母が脳梗塞になってしまいます。

そこで弟さんが経理などを引き継いでいったのですが、

その弟さんまでもが潰瘍性大腸炎になり、入院することに…。

その間に弟さんは自分でできることを考え、たくさんの本を読んでいたそうです。

まさに家族一丸となって会社を支えてきたと言えます。

(弟さんが入院中から読まれていた本たち。盆栽は弟さんの趣味だそうです。)

 

 

小森さん曰く、「経営に関してはまだまだ勉強中」との事でしたが

その状況から本部からトロフィーをもらえる営業成績にまで改善し

高槻の2店舗目を直営店から移管してもらえるまでになりました。

(優秀な店舗に本部から送られるトロフィー!なんと5つも!!!!!)

表彰式はなんと海外で行われる!!

 

そしてさらなる追い風が…

新型コロナウイルスの流行によって外食自粛が叫ばれる中

デリバリーの需要が高まり売り上げが急増しました。

今までの苦労が報われ財務状況も改善し、

本部からの新店舗出店の許可を得るようになります。

 

(小森さんは、これはたまたまだと語っておられましたが、

このあとインタビューしていく中でたまたまではないことがわかっていきます。)

 

“フランチャイズビジネスはマニュアルもあり本部からのバックアップもあるため

一見簡単そうに見えますが、そう簡単にはいきません。”

“デリバリー事業は出店エリアの世帯数に対して

客単価を上げることは難しいが、お客様にいかに気に入ってもらい

ヘビーユーザーをつくっていくかが重要です。”

 

“私たちは一つ一つの地道な努力の積み重ねによって顧客満足度を高めてきました。

いかに良い商品と良いサービスを提供できるかがカギとなります。

例えば、非日常のディズニーやユニバのような高い期待値は求めるのではなく、

当たり前のことを当たり前にする

お客様の期待を裏切らないように努力することが大切だと思っています。

そのためには従業員の教育が大切です。

そして、従業員にはお客様目線で物事を考えるように教育しています。”

 

『いかに人をそろえられるか』がカギと語ってくださいました。

 

(地道な努力を普段から行っていた結果、チャンスを逃さなかったのだと思いました。)

 

“家族経営的なところから脱却し、

今ではパートやアルバイトから働いてくれている従業員を

社員として採用できるようにまでなりました。

現在の社員の内2名は私の採用したアルバイトの従業員です。

更に11月には自ら志願してきてくれた初の女性社員を迎える予定です。”

 

“社員が増えてくれることでその分の人件費はかかってしまいますが、

自分や父、弟にその分余裕ができることで

次の店舗経営や新規事業への準備ができると考えています。

そのチャンスが来た時にタイミングを逃さないための準備をしています。”

 

これからもチャンスをつかみ店舗を増やしていきたいと語ってくださいました。

これからのこもりんの活躍も非常に楽しみです!

 

 

新規事業の話が出たので、ここで一つ宣伝させてください!

81会の桂田明日加さん、今村哲也さん、小森浩さんたちが

新しいブランドを立ち上げました。その名も…

『おうちで中華』

『おうちで餃子』

餃子や焼売などの無人販売所です!ぜひご利用ください!!

 

 

小森さんは、JOCに入ってすごくいい刺激を受けたと語っていました。

もっと頑張りたいと意気込みがひしひしと感じられるインタビューになりました。

インタビューを受けていただき本当にありがとうございました。

 

編集後記(トリビア)

 

小森さんのお兄さまは高級生食パンで有名な乃が美の店舗の設計を手掛けたことがある

 

お持ち帰りピザが安くできるのはなぜ?

宅配するドライバーの人件費が削減できるから

 

待ち時間は人(店長)が計算している

これから本部はシステム化していく意向

 

ピザハット・ケンタッキーのお店で働く魅力とは

「人物金が一気に学べること」

 

映画バックトゥザフューチャーにでてくるピザにはピザハットのロゴが入っている

 

ピザハットのパン生地のパンはクッキングパン(鉄鍋)のパン

 

ピザハットは帽子ではなく山小屋という意味

 

☆こもりんおすすめのピザハットメニュー!!☆

“おすすめはプルコギとか照り焼き系のピザです。”

小森さんは、最近アンチョビをトッピングすることにハマっています。

意外と知られていない是非やってみてほしい組み合わせは?

“プルコギにパイナップルトッピング!!”

 

こもりんの特徴を箇条書きしてみたら…

・人見知りのようだけど、話したらめっちゃ話してくれる

・自らしゃしゃり出ることはないが、頼まれたら断れない

・クリエイティブなことよりも与えられたことはきちっとやることが得意

・決められたことを地道にやっていくことが得意

 

会員名 :小森 浩 (こもり ひろし)

生年月日 :1981年4月30日(3兄弟の次男です。)

出身地 :枚方市楠葉

出身校 :楠葉中学校、寝屋川高校、同志社大学経済学部

趣味 :ゴルフ(81会で1位2位を争うくらい上手!)、車(Jeep!)、服

休日の過ごし方 :ゴルフ、家族と出かける

過去に経験したスポーツ:サッカー

座右の銘 :よく学びよく遊べ(仕事も遊びもメリハリが大事!)

 

会社名 :有限会社ハリマフーヅ

代表者 :小森 明 様 (お父様)

企業HP :https://www.pizzahut.jp/huts/2018

所在地 :〒573-1105 大阪府枚方市南楠葉1丁目3−11−101

設立 :平成10年5月

創業 :1980年12月10日

業種 :飲食店・小売り業

現在は枚方市樟葉に1店舗、高槻市に2店舗、交野市に1店舗を経営されています。

 

スポットライト委員会Dチーム 谷本(筆者)、三上、林、光岡

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。