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2021.11.03

湖上のレジャーを楽しむ!マリンスポット!

今回のスポットライトは「株式会社マリーナ雄琴」常務取締役の林良輔さんです。

琵琶湖では有名なマリーナ雄琴です。

ヨットやウェイクボード、クルーズなどのレジャー体験、船のレンタル・保管・免許、バーベキュー施設などの事業をされています。

■林良輔さんプロフィール

大津部会 現在37歳

【家族構成】 奥様、4歳と1歳の娘さん

【趣味】

・釣り 従業員や友人、大津部会のメンバーなどでも楽しみます。

・ゴルフ 業界内の付き合いではじめましたが、今ではJOCの方々と回ることも多いのでお誘い下さい笑

東山高校を卒業後、近畿大学経営学部経営学科へ進学。

大学卒業後、東京の複合機の販売会社に就職。3年間の就業を経たのちに、同業種に転職、2年後にマリーナ雄琴で就業されます。

出身は京都の衣笠で衣笠幼稚園に通っておられたみたいです。

結婚を機に現在は山科区に住んでいます。

 

林さんにいくつかの質問をしました。

Q:一日のお仕事の流れは?

A:プレイングマネージャーとして、体験のお客様対応、マリンライフの手助けを行っています。

Q:免許をとられる方はどんな方ですか

A:最近は幅広いご年齢の方が免許を取得されます。

Q:保管している船は何隻ありますか?

A:大小合わせて250隻くらいです。ボートが一番多く、滋賀県下ではヨット保管は一番多いと思われます。

Q:船の価格はいくらくらいですか?

A:ピンキリです。中古なら100万円以下で購入できるものもあります。

上は果てしないです。

(現在保管されている船の中で一番高い船を見せていただきました。

価格はなんと一億円!)

Q:大きな船も運転できますか?

A:ここにある船は全部できます。

Q:会社で所有している船は何隻ありますか?

A:レンタルボート6隻です。

Q:レンタル料金はいくらですか?

A:入会金が3万円、月会費が2500円、船をレンタルするのが18000円プラス保険と燃料費で大体3万円です。5人で来たら1人6000円でバーベキューも入れたら1万円でできます。入会金3万円で、レンタルボートとバーベキューもできてプールもあるのでお得です。

Q:今年の夏は忙しかったですか?

A:うちの商売はレジャーで遊び目的なので、コロナなどで景気が落ち込んだ時には一番に手放す方が多いが、手放す方があまりいませんでした。バーベキューも来ない人、来る人がはっきりしていました。

Q:ジェットは何キロ出ますか?

A:一番早くて110キロくらい出ます。

Q:昔は何をして遊んでいましたか?

A:中高は友達との交流を大切にしていました。

Q:今後の経営課題はありますか?

A:従業員の高齢化です。船の整備を40年以上してもらっています。

一番生きているというか、稼働している船、40年くらい前の船は普通にあります。40年くらい前の船から今年のエンジンを網羅できている人がいますが、新しい船に対する技術の世代交代がうまいことできていないんです。覚える量が増えているのに古いものから新しいものへと短期間で習得やカバーすることができないのが正直なところです。新人教育は従業員へ任せる部分も多く集中して覚えてもらっています。整備面に関しては3、4年あればある程度一人前になれます。

Q:船の整備士さんはどういうジャンルですか?車と同じですか?

近いです。基本的に車のエンジンとほとんど一緒のところもあるわけです。

GMのエンジンが載っているので基本的な知識はもちろん車の知識があった方がありがたいんですけど、やはり違いがあります。

船乗りさんとかになる学校があるんですけど、そこに通って卒業して船乗りになります。

うちの整備士みたいな仕事に就くというルートがあまりないんですよ。そこのルート作りも一つ必要かなと思うんですけどなぜうちのような職種に就かないかというと、他の仕事の方が給料が高いからです。

例えばタグボート。大きい船が港に着くために小さい船で押すことをタグボートと言うが、船長はすごくいいんですよねお金が。ただ厳しい仕事なので、3-4ヶ月も海の上にいてしんどいっていう若者がうちに来たり、あとは車屋さんから移ってきたりします。

すごい貫禄ですね♡ JOCの石原裕次郎と呼ぶことにします!

Q:学校に求人はださないのですか?

A:学校の求人にコネクションがないので、今後はそういったルートを築く事も考えています。逆に車の整備をかじっている人がいたらそれでもいいです。ゼロでも覚える知識は一緒です。船の整備士の人手不足も大きな課題です。

Q:今後何か変わらないといけない、やっていきたいことがありますか?

A:観光への事業展開ですね。

基本的にこの商売って船を預かって1年分の保管料と修理費・燃料費が利益になります。

ストックビジネスで月のお金と従業員の給料をまかなう形なので、それで足りなければそこを増やしていく必要があります。今でも少し、始めてはいるんですが雄琴や温泉街へ観光に来られたお客さんの琵琶湖1周案内ツアー等をもっと積極的になっていければと思います。

Q:船を預かって定期的にメンテナンスみたいなものはありますか?

A:基本的に年に1回ぐらいは皆さん点検してねって言っています。

Q:自分で?

A:僕たちがやります。オイル交換、バッテリーの充電、車と一緒ですよね。

あとは船洗いとかもあります。船を洗うのが好きな人や自分の船を愛してやまない人は定期的にメンテされます。毎回乗ったあと洗う人もいるし乗る前に洗う人、シーズン前に一回洗う人、僕らがやる人もいるし、何もしない人もいて、様々です。

Q:まだ停めるスペースはありますか?

A:空いていますよ!今8割ほど埋まってます。

Q:尊敬している人はいますか?

うちの父と祖母です。創業者は祖父母ですが祖父が若くして50代で亡くなりました。その息子がうちの父親であり26歳の時から社長で、嫌いなものは嫌いとはっきり言える人で、決断力がすごい。僕自身の性格は保守的な方なので、父と祖母が革新的な考え方と閃きがあるんで尊敬しています。

経営者なら逆なんですけど、大体古い人が保守派で新しい人が改新派やと思うんですが・・・。

性格もあるかもしれないですよね。羨ましいですよね。なれるとは思うんやけどやっぱり難しい。自分で殻が破れ切れてない。よく父親にもっと遊べとか。お客さんと接しろとか、一歩踏み込めとか言われます。自分の弱点でもあると思います。

忙しい中でも旅行など色々楽しませてくれ、ここまで育ててくれた恩返しの気持ちも兼ねて事業を継続して行きたいです。

とても気さくに色々なことをお話ししてくださった林さん。

お酒が飲めない意外さや、チャーミングな一面ものぞかせておられました。

インタビュー後に、船に乗せていただきそして運転もさせてもらいました。

 

その時に優しく教えてもらい、大変楽しかったです。

琵琶湖レジャーを楽しみたいお客様の為に、日々試行錯誤されてサービス向上の為に奮闘されています。今後のご活躍にも期待が高まります。

※JOC特典として初回クルージング無料体験(30分)ご提供頂けます。

記事編集:スポットライト委員会 山下裕之

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。