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2021.08.11

ボトルカー全国シェア70% ~特装車で100年企業を目指す~

今回のスポットライトは「須河車体株式会社」常務取締役の須河貴之さんです。

梅雨明けの猛暑の中、JR宇治駅まで迎えに来ていただき「伊藤久右衛門」にて挽きたての宇治抹茶を贅沢に使ったグリーンティをおもてなししていただきました。

架装能力の増強を目指し、今年7月に移転・新設されたばかりの本社工場へ案内していただきました。

6代目須河進一社長の御子息でおられる須河貴之さんは現在34歳、奥様と2歳のご長男、6月に女の子が生まれたばかりの若き後継者です。

 

■須河車体株式会社

【創業】 1937年

【拠点】 立川本社工場、郷之口工場、第二工場、中国河南須河車両有限公司、東日本営業所(東京)

【従業員】201名

【事業】車体事業(ボトルカー等の特殊車両製造)

メタル事業(建設機械の外装部品等の金属プレス加工品製造)

【売上】58.8億円(2020)74.4億円(2019)

【社是】人の和こそ最大の自己資本である

誠意と努力により吾が社を囲むすべての人より愛され信頼される企業であること

社業の発展は緻密な計画と力強い実行力による

そして社員一人一人の豊かな生活に直結する

 

須河車体の頭文字の「SS」を並べたブルーのロゴは1963年に現在の社名に変更時に制定。

サービス&セーフティー、また白鳥が二羽泳ぐ姿は社是の一つの「人の和」を象徴したデザインになっています。

主力商品は、よくみかける自動販売機のドリンクを運ぶボトルカーです。

\ 黄色の泥除けゴムが目印です /

Q:第二次世界大戦後の1950年頃、自動販売機がなかった時代は何を販売していましたか?

A:テレビがまだ普及していなかった時代、広告宣伝としてスピーカーやステージ備えた広告宣伝車を製造していました。

その後、1960年コカ・コーラが日本に進出時に声をかけてもらったのがきっかけで、日本初のボトルカー製造に着手。

飲料メーカー様の発展と共に成長しました。

Q:コカ・コーラと伊藤園のボトルカーは違いますか

A:違います。一見外観は同じように見えますが、サイズや荷室のタイプ、細かな仕様は同じメーカー様であっても営業所単位で異なります。

お使いになられるお客様の使い勝手に合わせた仕様になっているので、常にお客様のニーズに変化し対応し続けてきていることが、今日もお使い頂けている理由なのだと考えております。

Q:新工場建設へのこだわりはありますか

A:従業員さんは人生の大半を会社で過ごすことになります。なので「ここで働いてよかった」と思ってくれる環境づくりがしたい。

やりがいを持って仕事ができることが大切だと思います。

特に食堂は「過ごしていて明るい気分になれる」ことを意識して、デザイン選定しました。

※食堂にはテラスも併設されており、気候のいい時はとても気持ちが良さそうです!

会社が成長していくためには、今は教育が課題だと感じています。社員全員が同じモチベーションで仕事をすることは容易なことではなく、まずは環境整備を徹底するために、全員で一斉清掃、また曖昧なルールの撲滅、まだまだ会社としての課題は多く、工場や事務所は新しくなりましたが、「人を育てる」という意味では、今始まったところです。

 

※食堂とは別にある、リラックスルーム

社外の方との打合せや社員同士のコミュケーションの場として作られました

 

Q:普段どんな仕事をしていますか。

A:日々の課題解決に追われています。(笑)

主には総務関連の仕事が多く、人事評価制度、就業規則改定、予算管理制度などの構築に2021年は力をいれています。

環境整備にも力をいれているので、毎日朝と昼とひたすら掃除しています。

 

ここからは貴之さんご自身のことについて質問してみました。

Q:趣味は何ですか

A:投資です。

新しい領域の知識に惹かれ、公言することでその知識・人脈が広がります。

面白い投資教えてください。(笑)

Q:休日は何をしていますか

A:家族とだらだら過ごしています。(笑)オフの日はしっかりとだらだらします。

Q:苦労することはありますか

A:みんな苦労している。自分だけ特別という意識はないです。

目の前の問題は全て、自分がワンステップ成長できる機会だと思って、諦めないように、逃げないように心がけています。

 

 

■貴之さんプロフィール

【誕生日】1987年7月4日

【出生地】東京(生後直後のみ)根っから京都人です。

【血液型】O型

【動物占い】ライオン

小学校から宇治市に転居。立命館中学校へ進学され、

陸上部では200m全国3位という高成績を収められました。

大学では経営学部にて経営学を学び、2010年に須河車体株式会社に入社。

全製造部署を周り、営業部を経て新部署「経営企画室部署」を新設。

特装車業界の今後を研究しながら、心理学についても学ぶ熱心な勉強家で、

「人がどうやって成長するか」日常生活での反省や気付きを課題とし、社員の教育等にも生かしておられます。

 

■まとめ

終始笑顔で質問にお応えいただいた貴之さん、ご家族のお話をされている時は父親としてのやさしいお顔も覗かせておられました。

“挑戦 挑戦 また挑戦

実践 実践 また実践

修練 修練 また修練

やってやれないことはない

やらずにできるわけがない

今やらずにいつできる

俺がやらねば誰がやる

やってやってやり通せ

平櫛田中“

と、ご自身のノートの表紙に書き連ねるほど成功に向かっての努力を惜しまない、仕事に対するストイックさとポジティブさを兼ね備えた人を惹きつける魅力で溢れた方だと感じました。

「具体化と明確化」を常にご自身のテーマとして掲げている貴之さん、

新規事業や地域活性化にも積極的で未来を見据えた活動など、広い視野で物事を考えておられ今後のご活躍に益々期待が高まります。

 

 

\ 最後にJOC特典について /

「バートラック」というキッチンカーを制作しました。是非、活用していただきたいので、JOC価格でレンタルさせて頂きます。

との事です!

野外イベントやフェス・グランピング等で利用できます。

ご興味ある方は是非一度お問合せしてみて下さい。

 

記事編集:スポットライト委員会 長岡部会 山下裕之

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。