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2022.07.27

たこ焼きで日本を救う熱い男!

今回のスポットライトは京都たこ壱を経営されております㈱Next Stage Japan代表取締役CEO 彌永 拓志(やなが たくし)様です。

〈プロフィール〉

彌永 拓志(やなが たくし)

㈱Next Stage Japan代表取締兼CEO

35歳

福岡県出身京都在住

【創業の精神】

Q.彌永さんも創業者さんですよね?創業のきっかけは何かありますか?

学生の頃スターバックスコーヒーでバイトをしていたんですよ。

そしてスターバックスの仕事に対する熱い思いに憧れて、もっと深くここで学びたいと新卒での就職がしたかったんです。

でもエントリーが始まる1週間前にリーマンショックでいきなり「採用を中止します」となってしまい就職できなかったんです。

他社に就職する気は全くなかったので卒業して1年間フリーターをしていました。

僕には高校2年生の時に亡くなった高校教師をしていた父がいました。

子どもの自分がいうのもあれですが、普通の教師ではなく「すごい教師」やったんです。

金八先生とGTOの鬼塚先生を足して割ったような(笑)熱い、且つ温かい教師やったんです。

生前から「彌永先生には頭があがらへん」と慕われる人で、週末とかに生徒が家に遊びに来たりしているのを見て、かっこいいなぁ。と思っていたんですよ。

そんな父が亡くなった時葬儀には200人収容の会場に600人以上の方が参列してくださいました。

そして参列されている方はみんな本気で泣いているし、本気で感謝を伝えていて上辺だけの関係ではなかったのが子どもの僕にもわかりました。

そしてその時「よし!俺も親父のような死に方をしよう!」と夢ができました。スターバックス就職の道はなくなったんですが、結局父親のような死に方をしたいんだから職業はなんでもいいや。「そーや、俺も教師になろ!グレートティーチャーになろ!」と決めて佛教大学の通信制に通い教員免許を取ろうと思いましたが、2カ月くらい経った時にやっぱりしっくりこないなぁと途中でやめてしまいました。

自分は『経営を通じて』父のような熱く温かい思いを伝えていきたかったからです。

【たこ焼きとの出会い】

Q.経営者になるきっかけはわかりましたが、最初から『たこ焼き屋さん』をすることを決めておられたのですか?

いや、特に何屋をやるのかは決めていませんでした。飲食をやりたいのはあったのですが、僕はもともと多店舗展開をしたかったんです。

でも飲食業界は基本的に個人事業主さんが多く、大体やっていても1店舗から3店舗くらいが大半なんですよね。

その中で例えば居酒屋で起業している人とかラーメン屋で起業している人の話を聞いてもなんか自分にパッと合わせられないというか「それで多店舗展開できる?」と未来を感じられないんですよね。

で、ある日偶然自分の経営者の師匠に、ある人を紹介されたんです。その人が「たこ焼き屋」をされていたんです。

その時は、「あ~そうなんですか」くらいだったんですが、その翌月に当時はやっていたmixiで兵庫県でたこ焼き屋を3店舗くらいやっている方に出会ったんですよ。

出会ったというかその人がmixiのトピックで「たこ焼き屋の店長を募集してます」みたいなのがあって、先月紹介された人も「たこ焼き屋」って言ってたしなぁ。と思って、「自分もたこ焼き屋やろっかな」って思ったんですよ(笑)

そこでたこ焼き業界について調べたんですけど、当時も今もそうなんですけどたこ焼き業界は『築地 銀だこ』一強なんですよ。

飲食業界って競争が激しいじゃないですか、今から居酒屋で起業しても大手チェーン店が何百店舗も展開されているのに勝てないじゃないですか。

でもたこ焼き業界なら「銀だこしかないからいけるやん!」って思ったんですよ。

そこでトピックをされていた兵庫県のたこ焼き屋さんに「教えてください。でも店長にはなりません。」とメールを送ったんです(笑)

そしたら普通に断られたんですけど、これを逃したらお終いやと思ってもう一回長文を送りました。

そしてまた断られたんですけど、またさらに暑苦しい長いメールを送ったら「お店では教えてあげられへんけど自宅まで通うなら教えるよ」って言ってもらい「よっしゃ!このままたこ焼き屋でいこ!」って決めたんです(笑)

【多店舗展開への礎】

Q.たこ焼き屋を始められて、「たこ壱」さんの売りは何ですか?他所のたこ焼きとはここが違うとか?また、多店舗展開をされていくにあたり、何か策はありますか?

うちの看板メニューは「へんこ焼き」って商品です。もともとうちは、『脱ソース宣言』がキーワードなんですよね。京都のごま油、九条ネギ、岩塩を使用したたこ焼きをへんこ焼きって商標をとってやっているんですけど、それが差別化の一番大きなポイントですかね。

Q.名前の由来は?

いかに関東受けするのか、をずっと考えてやっているので関東人が「え、何それ?」って反応するネーミングを付けたいと考えていました。「へんこ」って頑固者とかあまり良いイメージの言葉じゃないじゃないですけど、「こだわりとか頑固者」みたいな感じで、たこ焼きの一般概念を覆したいのがあるので関東の人にソース以外のたこ焼きを食べてもらい、『いかに関東人を反応させるか』のネーミングで考えました。

Q.ということは観光客がメインですか?

いえ、違いますよ。200店舗展開って言うのが絶対的な目標なので「いかに関東受けするのか」しか最初から考えていません。

なので京都の観光客狙いとかそういう話ではありません。京都はモデルに作ってみただけなのであとは「いかに関東受けするのか」だけです。200店舗に達成すると何が起きるのかというと、単純に「銀だこをぶっ倒す」ステージに立てるんですよ(笑)

Q、夢は200店舗!すごいですよね。ずっと前からFC展開を検討されていてようやく素材みたいなのが出来てすごいですよね。

そうですね、ようやく形になってきた感じです。初めは車で移動販売からスタートしてその後スーパーの前やイベントに出店し1年半くらい経ってやっと1店舗目ができました。

移動販売なんか生活ができるかどうかギリギリアウトな状態なのでもちろん融資なんか受けられませんでした(笑)

そこで親に頼み込んで200万円を借り、2坪家賃5万円の所でテイクアウトのみでスタートしました。そして翌年に2店舗目を出しますが、決して儲かっているからではなくただ、出したいからってだけで出しました。感覚だけでやっていましたね。

もったいない時間とお金を使いましたね。それから直近の東福寺駅前店以降で数値的に色々検証し、東福寺後3店舗で実験をしてきて割と方程式通りに数字が出るようになってるんであとはそれを横展開するだけですね。たこ焼き市場はブルーオーシャンでがら空きなので早くとったもの勝ち。大阪以外に競争の激しいところはありませんし、東京は銀だこ、京都はうちくらいであとの都道府県には店舗展開しているところは大阪以外にありません。競争の激しい大阪で勝負する気はありません。

しかし日本でも海外でも需要があるのがたこ焼き業界です。まずは直営店で東海に6店舗出店したら関東に進出したいと考えています。

 【日本を熱くし、ネクストステージへ】

Q.最後になりますが、社名のネクストステージジャパンの由来と理念について教えてください。

社名ね、なぜ横文字にしたのか。単純にたこ焼き業界ってダサいじゃないですか(笑)

銀だこはポップな感じですが他は古い体質なんで飲食の中でも特に。飲食業界自体が数字を語れないとかレベルの低い業界で、そのレベルが低い業界の中でもたこ焼き業界にかかわっている人は銀だこは別として平均化すると異常にレベルが低いです。

なぜなら、家の軒先でおじさん、おばさんがチマチマやっているような飲食業界でも一番レベルが低いくらいです。

そこにベンチャー気質やイメージ、考え方もデータや数字を駆使しててみたいな新しい風を吹かせたいみたいな気持ちであえて日本語ではなく英語の名前を付けようと思っていたのが前提にありました。個人事業の時からそれは決めていました。英語でつけるにあたり、ネクストステージジャパンという意味は、僕はその、日本ラブなんで高校生の時も親にも「俺は将来日本を盛り上げる男になる」と言っていたんです。

なぜかはわかりませんが、もしかしたら祖父が戦争の時に隊長とかやっていたので結構祖父から直接戦争や日本の話をよく聞いていて僕は幼い時から日本ラブなんですよ。もう愛してます(笑)だから日本が盛り下がっていっているのがメチャクチャ嫌なんです。その中で日本を盛り上げるとか、国を盛り上げるとか地域を盛り上げるとかって結局経済やなって思うんです。

経済活動が衰退すると国も亡びるし、経済活動が盛り上がると国や地域が盛り上がると思っています。なのでこの盛り下がっている日本の中で日本を盛り上げるためには経営者人材、まずビジョンの一つに「経営者人材を100人輩出する」200店舗をやっていく予定の中で100人の経営者人材を輩出するって言うのが一つ具体的に入っています。それはFCと暖簾分け制度を通じて100人を輩出する。つまり経済を回す根本の人を輩出していく。その数を100人、そこから先は銀だこを倒しに行く過程でもっと増えていきますけど、お金を、経済を回せる人材を輩出することでこの盛り下がっている日本を盛り上げるための一部になれるかなと思います。なので日本の次の世代を作れる人財を作っていきたい。

盛り上げられる人材=経営者人材を自社を通じて作っていきたいという思いから日本のネクストステージを作る人たちを作る会社。プラスたこ焼き業界は銀だこ一強で銀だこさんが「たこ焼き産業」にしてくれた。ただのしがないたこ焼き業界を産業に、飲食業として認められる業界に銀だこさんがしてくれたので、その銀だこさんが作ってくれた功績を引き継ぎ、【日本とたこ焼き業界の第二世代をうちが作る】の想いからネクストステージジャパンと付けました!!

そして理念についてですが、「Energy・Dream・Reward・熱男」という4つのキーワードです。まずエナジーは、地域にエナジーを与えていき且つエナジーを持った人を育てていく。

ドリームは夢を持った人が集まって、誠実に努力をした人が報われる会社であること。

レワードは頑張っている人達に対して正当な報いを会社も与える、そしてその社員はその報いで自分の大切な人にちゃんと報いいる事。そして最後の熱男は、熱く温かい心を持った人を育て、それを日本に輩出していく。この念いで㈱ネクストステージジャパンは成り立っています。

新型コロナウイルスの影響で元気がなくなった飲食業界や日本ですが、この大好きな日本を盛り上げていける企業にしていくので応援よろしくお願いします!

☆お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。ますますご活躍くださいますよう、心より期待しております。

記事編集:スポットライト委員会 山下裕之

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。