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2023.01.11

第22期ブラックジャック特別事業 分科会事業 『包丁で捌く』

【事業名】

第22期ブラックジャック特別事業 分科会事業

部会チーム② 『包丁で捌く』

【日時】

令和4年11月14日(月) 18:30~20:30

【場所】

QUESTION 8F(DAIDOKORO)

【参加者】

・JOC会員34名

・21期卒業生4名

・京都信用金庫職員3名

合計41名

11月14日ダイドコロにてBJ特別事業分科会2、【魚を捌く】の事業が開催されました。

この事業は魚の調達から始まり、講師による魚を捌く実演、食料問題や環境問題について参加者で考える三部構成になっています。

日常あたりまえに食べられている食料の大切さと食へのありがたさを感じていただく内容です。またコロナ渦ということもありコミュニケーション不足で人との接し方が難しくなる中で本事業を通じて人と人の繋がりから出来る感謝の気持ちも感じていただきます。

食への感謝の気持ちを持つことで今後起こりえる食料問題等に取り組んでいただけるきっかけにしたい事業になっています。

まず事前に11月12日に有志による魚釣りに行ってまいりました。当日は天気も良く魚釣りは順調で14日当日に捌いていただく数は十分に釣る事が出来ました。

この日は大量に釣れましたが、釣れない時間帯もあり、もちろん天候次第では釣りに行くことも出来ません。あらためて食料調達の難しさ、大変さを体感出来た日になりました。

釣ってきた魚はその日のうちに本店部会二傳株式会社、山田晃弘委員長の下で下処理をしていただきました。魚の数が多く処理するだけでも時間がかかりあらためて食料調達の大変さを感じました。

14日の事業当日にはたくさんの会員さんにご参加いただきました。まずオープニングに先日釣りに行った動画を見ていただきました。その後嵯峨野部会、株式会社松尾温泉京料理鳥米の田中良典さん・河原町部会、株式会社京色の真鍋英司さん・本店部会二傳株式会社の山田晃弘さんの三人を講師に迎えての魚を捌く実演をしていただきました。

各テーブルにて会員同士協力しながら魚を捌いておられ、皆さん積極的に交流しながら捌いておられました。さすがのJOC会員の皆様、ためらう姿もなく積極的にされていました。

捌かれた魚は講師の三人がその場で調理していただき出来上がり次第、皆様に食べていただきました。先ほどご自身で捌いた魚が料理されて食べる、普段は感じない食のありがたさを気が付かれたのではないでしょうか。途中からは会員さんも調理をお手伝いして色々な会員さんと交流がされてました。

最後に田中さんによる講義、食事をするとは何か?という内容で食料問題について講義いただきました。

日本には春夏秋冬があり季節を重視し旬を美味しく食べる文化があります。今回釣ってきた魚もこの時期でしか釣れません。時期にあった食料を大事にいただく事を学びました。

その中でおいしさの秘密について学びました。基本味(きほんみ)甘味、塩味、酸味、苦味、うま味があり味を感じとるのに嗅覚、触覚、視覚、聴覚があり風味、食味で美味しさにつながっていきます。これらは外部環境=⦅雰囲気・温湿度⦆食環境=⦅食習慣・食文化⦆

生体内部環境=⦅健康・心理など⦆よって左右されます。

では事業当日にいただいた京料理は環境に優しいのか?

古来より日本食はSDGsそのもの

自然の中で洗礼されてきた京料理、長い歴史と四季折々の豊かな食材を使って料理・食するいただく事で感謝があり、その技として素材を余すことなく使用するもったいないの精神もあります。京料理の心と技にてかねてより「持続可能であること」、現代でいうところのSDGsの考えが根付いてると学びました。

そのことにより世界から注目さている京料理!

今年12月には国の登録無形文化財に京料理が登録されることになったそうです。

食料調達から始まり、調理、食べる、食のありがたさ、決して食べれる事が当たり前ではないということ、京料理の素晴らしさ色々な事が体験でき学べた事業となりました。

最後にこの事業にご参加いただいた会員の皆さんは是非ご自身の身近な方に食の大切さを伝えてくださると幸いです。

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。