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2021.07.12
東九部会、22期部会長の岡田です。
業務用の小麦粉を中心に食品原材料の卸をしています。部会の卒業生さんからは、京都の食を牛耳ってると揶揄されるのですが、小麦粉という商材はそのままでは食べることはできず、水を加えて生地とした後、他の食材と掛け合わせて加工されることで食べられるようになります。そういう意味では繋がりを結う商品を扱っていると言えます。
小麦粉のプロがお勧めする汁そば
お店は祇園南側花見小路の路地を入ったところにあります。通常は狙って行かない限りは通らない道ですが、狙って行くに値するランチが食べられます。
そのお店の名前は、うま味さん。
茶の菓で有名なマールブランシュを経営する、ロマンライフさんが運営されています。
店内には化学調味料、保存料無添加のいろんな「うま味増し粉」が並んでいます。調味料ではなく、「うま味増し粉」です(重要)。
そしてご紹介する本日の私のランチがこちら、
この汁そばとお揚げさんに店内で販売されているうま味増し粉を好きなだけ使って食べることができます。
うま味増し粉は全部で5種類。
麺は全粒粉の入った小麦の風味を強く感じる中華麺。
本来は魚介豚骨~とか、鶏ガラ白湯~みたいな濃い目のスープによく合う麺ですが、うま味増し粉と合わせることで、互いに引き立て合います。
まさに京都の文化である出汁の力を存分に感じられる組み立てです。
小麦の風味と京都の文化を感じる汁そば一杯がなんとワンコイン。
食べるときは右から順番に試していきます。右から左に向かって味が強くなるからです。
うま味さん:全ての基本。どんな料理に入れても味を引き立て、おいしくしてくれる魔法の粉。
柚子:京都水尾のゆず皮の粉末を調合。うま味の中にさわやかな柑橘の風味が心地よいです。
山椒:薬味の王様。和歌山県で千年前から栽培されてきたぶどう山椒を使用。まろやかな辛味でこの中では私の一番のお気に入りです。
カレー:説明不要の味付け。やっぱりカレーっておいしいよね。汁そばもそうですが、お揚げさんには一番合うと思います。
唐辛子:説明不要その2。島根県で栽培されているオロチの爪と言われる15センチにもなる巨大な唐辛子を使用。辛味だけではない、唐辛子のうま味を感じられます。
頑張って説明してみましたが結局、いいから食べてみなはれ、というのが一番早いかなぁ。
【こんな方におすすめ】
ワンコインでおいしいランチを食べたい人
京都の食文化の根源を味見したい人
普段の料理をアップグレードさせたい人
お料理をされる方への贈り物として最適
【JOCで特典】
残念ながら特典はいただけませんでした。そもそもが破格すぎるのでこれ以上はご勘弁。
【店舗情報】
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。