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2021.08.06
19期に入会しました大津部会 部会長の久山(くやま)です。
19期大津部会は同期入会の方が多く、楽しく活動させていただいております。
同期の中でも部会活動に着物で参加されるという個性的な(?)会員さんを紹介したいと思います。
「きものサロン都千本(つちもと)」の土本哲也さんのお店に伺いました!
滋賀県大津市和邇(わに)に工房を構え、地元の平和堂和迩店、アル・プラザ草津店の2店舗で呉服店を営んでおられます。
平和堂和迩店
左が土本哲也さん、右が奥様
アル・プラザ草津店
土本さんは、友禅(布に模様を染める技法)の仕上げ部門としての職人さんの家系だそうで、お爺様、お父様、お兄さんも含め「染色補正士」という国家資格をお持ちです。染色補正士とは、職人の手作業で着物を染める加工工程でトラブルを修正する技術士で、着物製作の工程においては最終調整を行う役割として、なくてはならない存在で、なんと!伝統工芸士にも親子兄弟で認定されているとの事です!
そして笑顔の素敵な奥様も、和裁と着付けの資格をお持ちの立派な職人なんです!
豊富な知識と確かな技術で着物に関する悩み事をほとんど解決してくれる
プロ集団がされているお店なんですね。
着用後の汗やシミ抜きはもちろん、寸法直しや染め替えなどいろいろな加工をされています。
羽織から帯へのリフォームなんかもしていただけますよ。
捨てるという概念がなかった時代の日本で、「もったいない」の心が生み出した究極の衣服が着物で、親子3代着られると言われております。おばあさんが着たものをお母さんが受け継ぎ、娘さんにも受け継がれていく・・・加工や染め替えなどを経て、思い出と寄り添いながらも新しいものが生み出されていく。
すでにSDGsが実践されています。
きものサロン都千本は、職人さんがいつでもいる店として「きものを着て楽しんでいただくためのお手伝い」をテーマに、きもの着方教室、結婚式などの衣装相談やコーディネート、会場への発送から着用後のメンテナンスに保管の仕方まで、お客様の悩みに寄り添っていろいろなサービスを心掛けておられます。そして伝統を繋ぐ一環としても、着方教室だけでなく和裁教室や組紐教室などもされています。
さらには地域活性にも力を入れて「わに平ギャラリー都千本」を和迩店舗横に開設し、地元の方が趣味でされている絵画や写真、書道・陶芸・彫刻の展示や、保育園や小学校児童の作品発表の場として地域の憩いや集いの空間も提供されています。
「きものを着て出掛けると、洋服では味わえない世界があります。だから僕は、これからもJOCに着物で参加します!!」と、土本さんは言っておられます。
皆さん、今年の夏は浴衣からでもチャレンジしませんか?都千本さんが着物生活のお手伝いを全力でサポートします!!浴衣・帯・下駄を一式揃えるのに25,000円もあればお釣りがきます。
購入いただいたJOC会員・京都信用金庫職員さんには「自分で着られるまでとことん特別レッスン」をサービスいただけます(笑)
<草津店> 滋賀県草津市西渋川1丁目23-30 アル・プラザ草津2階
草津店 TEL:077-566-5298
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。