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2021.12.27

温度と時間

近江部会

Wine Shop AZURE BLUE 佐々木です。

 

今年もあと少し、師走らしい慌しさを感じてきましたね。

年末年始に向けて会食の機会が増えると思いますが近年はコロナの影響もあり「家飲み」「宅飲み」とご自宅で楽しむ時間も増えた方も多いと思います。

 

今日はワインショップがオススメする自宅でワインを楽しむちょっとしたコツを二つ書かせて頂きます。

 

テーマは「温度と時間」

 

白ワインはよーく冷やして!

赤ワインは常温で!

ワインは開けたらすぐ飲みきらなければ!

 

とのイメージがあるかもしれませんが

 

そんな事はありません。

 

まずは「温度」

液体の温度で人の味覚の受け取り方は変わります。

冷えたコーラはゴグゴク飲めますが、ぬるいコーラはなんと甘ったるい…

 

同じくワインも冷やしすぎると本来持っている葡萄由来の美味しさを受け取れなくなってしまいます。

なんともったいない。

 

氷を入れたワインクーラーで冷やしてずっと同じ温度で飲むよりも、テーブルにドンっと置いて温度上昇を1杯づつ嗜んでください

両手でグラスを包み温めるのもありですね

その温度のグラデーションの中で自分の好きな温度と味わい見つけてください。

 

ワインクーラーは好きな温度に「戻す」役目をしてもらいましょう。

 

次は「時間」

 

ワインは開けたてが1番美味しいとは決まってません。

ポンっと開けてからワインは空気と触れ合い様々な化学変化を起こしていて、

いろんな香りや味を生み出す成分が酸素達と引っ付いたり離れたりしてどんどん変化していきます。

 

決して「酸化=劣化」では無いんです。

 

1時間、2時間…

1日目、2日目…

 

ワインボトル1本750ml

1日1杯 100cc飲んだとして

7杯・7日間

同じワインでも毎日味が違います

昨日の方が美味しいなと思っても翌日もっと美味しくなっているかもしれません。

 

どれくらいまで持つの?

 

それはご自身が美味しさを感じる限りです。

 

ゆるやかに表情を変えるワイン、美味しい所をたくさん見つけてあげてください。

 

これを機により豊かなワインの楽しみ方を感じてもらえれば嬉しいです。

 

ワインは色んなシュチュエーションに寄り添ってくれる寛容な飲み物です。

 

ぜひ、日常の食卓にワインを

 

どうぞ、よしなに

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。