Member’s InterviewNo.0017 村松 正憲
フィットネスを通じて、ヘルスケアに貢献する
村松 正憲 muramatu_masanori
皆さん、こんにちは!洛北部会 総務委員会の中島 章太です。
今回ご紹介するのは、私と同じ洛北部会所属で、今期入会された村松 正憲さんです。
京都で初めて、『低酸素環境でトレーニングができる』高地トレーニングスタジオの運営をされている株式会社オリーブの木の代表取締役を務めていらっしゃいます。
お仕事について
記者:本日は、よろしくお願いいたします。まずはお仕事について教えてください。
村松:弊社は、四条烏丸のCOCON KARASUMAで、『高地トレーニングスタジオSOLERA』の運営をしています。
記者:高地トレーニング?
村松:はい、高地トレーニングとは標高2,500メートル級の山と同程度の低酸素空間を室内に作り出し負荷をかけることで、歩いているだけでも効果が得られるというミライ型のトレーニングです。
記者:具体的にどういった効果があるのでしょうか?
村松:低酸素環境という負荷を体に与えることでホルモンが活性化し、血液や血管が作られ、増えていきます。血液が増えることで、酸素の運搬能力が上がり、疲れにくい体になっていきます。また、血流が良くなって代謝が上がるので。ダイエット効果や冷え性の改善、あとは糖尿病の改善効果なども期待できます。
記者:ありがとうございます。村松さんが起業されたとお聞きしておりますが、このジムを始められたきっかけを教えてください。
村松:起業前は、サラリーマンをしていました。医療機器メーカーの営業として、整形外科や脳神経外科などの治療や手術に使う機器を販売していました。
記者:フィットネス関係やトレーナーでは無かったのですね。
村松:そうなんです。5年ほど医療に携わる仕事をしていました。ただ、治療の分野、特に手術は要するにマイナスの状態になってしまった体を出来るだけゼロの状態に近づけるというものであって、営業の仕事自体にやりがいはあったものの、いかに健康でいることが大事かというのを目の当たりにして、色々と考えさせる事が多かったです。もっと前段階で出来る事があるとずっと感じていました。
記者:なるほど。
村松:治療が必要になるもっと前段階、いかに体が健康な状態で維持できるか、という予防医療の方に興味が出てきて、ずっとキャリアチェンジを考えていました。その時に知り合いの経営者の方から低酸素トレーニングが海外で流行っている、という話を聞いて、自身でもいろいろと調べた結果このビジネスは面白そうだな、と思ったのがきっかけです。
記者:最初から今のジムを目標にされていたのではないのですね。
村松:そうですね、ただ私自身も学生時代からずっと趣味ではありますがトレーニングを続けていましたし、やはりフィットネスを通じてヘルスケアに貢献できるというのが面白そうと感じたのが、今の根本的な要素になっています。その後は色々なご縁や周囲の手助けもあり、2022年の1月に株式会社オリーブの木を創業し、6月にこのジムをオープンしました。
記者:開業されてから苦労されたことなどはありますか?
村松:そうですね、やっぱりターゲティングですね。当初は運動が嫌いな人・苦手な人をターゲットにしていました。低酸素は環境的には負荷が掛かっているのですが、実はあまり辛くないっていうのが、1つのポイントなんです。
記者:かなり辛そうなイメージを持っていました。
村松:そうなんですよね、低酸素トレーニングって聞くだけで「私無理です」って人が結構多くて… 実際には歩くだけでもいいっていうコンセプトなのですが、なかなか最初のハードルを越えるのが難しい。なので今は当初の運動嫌いな人と、アスリートの両方をターゲットに手法を分けてマーケティングをしています。
記者:ジムの壁には色紙なんかもたくさん飾られていましたね!
村松:プロのアスリートの方なども利用いただいております。
記者:今後の目標などは有りますでしょうか。
村松:まずは会員数を増やしたいですね。目標としては今の2割増ぐらいです。そこからピーク時の稼働率などを見ながらさらに増やしていきたい、と考えています。
ご本人について
記者:ここからは村松さん自身のことをお聞きできれば、と思います。まずは学生時代のことについて教えてください。
村松:学生時代はずっとスポーツに打ち込んでいました。高校時代はラグビー、大学ではアメフト、といわゆるコンタクトスポーツをずっとしていました。アメフトは社会人になってからも続けるほど熱中していました。
記者:それで、トレーニングが趣味なんですね。最近熱中されている趣味などは有りますか?
村松:最近はそうですね… あまり遊ぶ余裕もなかったりします。今ちょうど新事業の準備も進めているのもあって、ひたすら仕事をしている、という感じです。
記者:新事業ですか?
村松:はい、来年ピラティスの事業を開始します。なのでなかなか趣味に割ける時間が無いですね。
記者:狩猟免許をお持ちだとお聞きしましたが。
村松:実はそうなんです!何年か前に狩猟の体験に行ったことが有りまして。もちろんその時は免許を持っていなかったので見学だけでしたが、猟師の方が鉄砲で鹿を撃って、その場で解体して食べる。それが面白くて、自分でもやりたいなと思って狩猟免許を取りました。
記者:すごいですね!!では実際に狩猟されたことも?
村松:それがまだ無いんです。免許を取った後に、今度は銃を持つための免許が必要になるのですが、その試験がめちゃくちゃ難しくて… 一回受けに行ったのですが落ちてしまいました(笑)
記者:あらら。
村松:その後は仕事も忙しくなってしまったので、一旦ストップしてしまっている状態です。でもいずれは免許を取って、自分で仕留めて解体して食べたい、っていう夢は有ります。
記者:その時はぜひ呼んでくださいね!!
村松:はい!
記者:趣味に時間が割けないほどお忙しいとのことですが、リフレッシュするために何かされていることはありますか?
村松:睡眠をすごく大事にしています。最近では大谷翔平が睡眠時間を重視していると話題になって注目されたりしていますが、ビジネスマンでは10時間も寝ていられない(笑) でも最低6時間は寝よう、と心がけています。他にも出来るだけ睡眠の質を上げるために色々工夫しています。
JOCについて
記者:では次にJOCについて、まずは入会のきっかけを教えてください。
村松:きっかけは、大学時代のアメフト部の元チームメイトでもある奥 大輝さん(洛北部会 研修交流委員会 委員長)からのお誘いです。もともと仲も良く、経営者の先輩として信頼もしていた人なので安心して入会することができました。
記者:そういう学生時代からの繋がりは良いですよね!実際に入会してみてどうでしょうか?
村松:まだ入会して浅く、今は部会中心の活動ですが、本部の事業も出席できるときは参加させていただいています。皆さんすごく良い人ばかりで楽しく活動させていただいています!!
最後に
記者:座右の銘などは有りますでしょうか?
村松:座右の銘かどうかは分からないのですが、「過去と他人は変えられない。 変えられるのは未来と自分自身だけ」という言葉は、常に念頭に置いています。どこで見つけたのかは忘れたのですが… 昔は他人に対してイライラすることもあったのですが、それって結局無駄なことだな、と気付きました。自分に責任がある、という考え方で、どういう風に行動すれば相手にも望んだ行動をしてもらえるかな、と今は考えています。
記者:最後に、皆さんにPRしたいことなどありますでしょうか?
村松:先ほどもちらっとお話ししましたが、2025年1月に新しくピラティス事業を開始します。日本で初めて”せぼねの専門医”である脊椎外科医が監修したプログラムを提供する、セミパーソナル形式のスタジオです。地下鉄丸太町駅の近くでオープンしますので、お近くの方はぜひご体験を!
記者:長時間にわたる取材のご対応、ありがとうございました。
インタビュー後に、少し低酸素トレーニングを体験させていただきました。数分の体験だったのでウォーキングをしてみても体感ではあまり感じなかったのですが、実際にSPO2を測定するとかなり数値が下がっていてびっくりしました。
ご興味のある方は、是非一度体験されてみてはいかがでしょうか。
村松さん、ありがとうございました!
株式会社オリーブの木
〒600-8411
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地
COCON KARASUMA3階
高地トレーニングスタジオSOLERA
TEL:075-205-5044
総務委員会取材担当チーム
リーダー・取材 今村 哲也(伏見部会)
撮影 井上 雄貴(長岡部会)
記事作成 中島 章太(洛北部会)