Report 2024.07.05
■事業報告 令和6年度 第1回研修交流事業 人生は自作自演のドラマ:「面白そう」の探求
■事業名
令和6年度 第1回研修交流事業
人生は自作自演のドラマ:「面白そう」の探求
■開催日
令和6年7月2日(火)
■開催場所
コミュニティ・バンク京信 本店 3F京信ホール
■参加者
182名(JOC会員:128名、会員企業の社員:23名、コミュニティ・バンク京信:31名)
研修交流委員会、口丹部会の鈴木です。
令和6年度第1回目となる研修交流事業は、日本におけるM&Aの第一人者として業界の発展に大きく貢献されている佐山 展生様を講師にお招きし、ご自身の経歴を辿りながら己のキャリアをデザインするためのヒントやノウハウを学びました。
まず初めに、コミュニティ・バンク京信 本店長兼本店エリア本部長 常務理事 真下 隆三様よりご挨拶いただき、若手経営者にとって学び続ける大切さを語られました。
次に、研修交流委員会 奥委員長より本事業の趣旨説明があり、佐山様をお招きした経緯や、自身の本事業に対する思いを話しました。
司会進行は委員メンバーである山科部会の吉井委員に務めていただきました。
直前まで体調不良だったにもかかわらず頑張ってくれました。
サポート役は河原町部会の谷口委員です。講演開始まで飲み物と食べ物も用意してくれました。
紹介動画の上映後、会員の拍手の中、佐山様に登壇していただきました。
今回の講演ではご自身の生い立ちや経歴を順にお話しながら、その経験の中から何を学んだのかをお話されました。
高校時代に野球に熱中し、夏の京都府大会で楽勝と臨んだ弱小校に負けかけ、当時圧倒的優勝候補だった強豪校に勝った経験から「必死で戦っている人間は強い」ということを学び、初めて就職された化学工場ではオートメーションの大量生産システムの中であえて疑問を持つことで「案外みんな何も分かっていない。探求心をもつことで人より一歩抜け出せることができる」ことを学ばれました。
次の就職先である銀行では当時ほとんど認知されていなかったM&Aという世界に飛びこまれ、「できそう」より「面白そう」を選んで成功を収めていかれた経験から、失敗を恐れずチャレンジすることの大切さを説かれました。
航空会社スカイマークの再建については「定時運航率日本一」を全従業員に言い続け見事にV字回復を成し遂げられた経験から「目標設定を間違わなければ必ず同業他社に勝てる」ということを参加者に熱く語られました。
ユーモア溢れるかたり口調にも力強さを感じ、数々の修羅場をくぐり抜けてきた人間だからこその言葉の力に会場内が引き込まれ、あっという間に過ぎた90分でした。
質疑コーナーで良い経営者の特徴を聞かれた先生が「良い経営者は総じてチャーミング」と答えられたのは印象的でした。
講演の後、三方代表幹事より謝辞が行われ、「10年後の自分から見れば今の自分はまだまだ若いという先生の言葉を胸に刻み、常にチャレンジ精神を失わず成長していきたい」と語られました。
今回、当初は200名を超える参加表明をいただき、事業当日は大変多くの参加者にご参加いただき誠に感謝申し上げます。
本事業はJOCでは約8年ぶりに会員企業の社員も参加対象としたり、早めにご来場の方向けで開会前に飲み物とお菓子を提供し、フリースペースで和やかに交流をしていただいたりと色々な工夫を凝らした設えにチャレンジしました。
研修交流委員会はチャーミング?な奥委員長の号令のもと、残りも多くの会員に満足頂ける事業を作り上げていきたいと思っておりますので、次回もぜひご期待くださいませ!
奮ってご参加のほどよろしくお願い申し上げます。