Report 2023.07.20
■事業報告 第1回研修交流事業「けいはんな学研都市視察」
■事業名
第23期研修交流委員会 第1回研修交流事業「けいはんな学研都市視察」
■開催日
令和5年7月13日
第1部 けいはんな学研都市視察 11:00~16:30
第2部 都ホテル京都八条 18:00~20:00
■開催場所
・けいはんなプラザ
・ATR(国際電気通信基礎技術研究所)
・KICK(けいはんなオープンイノベーションセンター)
■参加者
JOC会員:38名
京都信用金庫職員:1名
研修交流委員会 山科部会所属の吉井です。先日、令和5年度 第1回研修交流事業「けいはんな学研都市視察」を開催致しました。ご参加いただきました会員の皆様、誠にありがとうございました。
事業実施の概要としまして、けいはんな学研都市に所在しております「最先端技術を研究・開発する3つの施設」を順に、訪問・視察を行うという内容になりました。京都駅に集合し、貸切バスにてけいはんな学研都市方面へと移動を開始。
1つ目に向かった先は、「けいはんなプラザ」です。当施設では主に、DXに関する取り組み事例の紹介やけいはんな学研都市の概要、2025年4月より開催を予定されております「けいはんな万博」についての講義を拝聴しました。特に興味深かった内容としまして、2025年4月より大阪万博も同時期での開催を予定されており、大阪万博は「人類が持つ課題についてなど世界をテーマにしたもの」に対して、けいはんな万博は「ロボット技術や食に関する研究などより実用的な部分にフォーカスしたもの」という風に、「テーマや見どころがそれぞれに異なる」とのことでした。普段ニュースでもよく耳にする、DXや万博などについての知ってるようで知らないことに関する理解が深まる貴重な時間となりました。
2つ目に向かった先は、「ATR(国際電気通信基礎技術研究所)」です。当施設ではアンドロイドの視察や電波暗室を見学しました。特に下記の写真にもございます「電波暗室(あらゆる電波を遮断する部屋)」は、ご覧の通り中々にインパクトのあるものとなっております。
現在の日本においては、「発信の許可を得ていない電波は施設外に発してはならない」という法律があるため、当施設にて完全にシャットアウトした上で自動車や電話など様々な通信機器が発する電波に関する研究をしているとのことでした。普段立ち入ることができないような場所を視察できたことも非常に貴重な経験となりました。
3つ目に向かった先は「KICK(けいはんなイノベーションセンター京都)」です。
本施設は主に最先端のVRやモーションキャプチャーなどの設備を使い、次世代技術の開発・実証ができる場所となります。ここでは、実際にご参加いただいた皆さまと一緒に最新のVRやロボット、センサー技術などに触れることで「日本の最先端」を肌で感じることができました。
ちなみにKICKはこれらの設備を使った商品開発や実用化を目的として、一般企業向けにも開放されており、一般的な相場よりもかなり安価に場所や設備を借りることが可能みたいです。もしもご興味がお有りの方はぜひ施設にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
最後に、都ホテルのスカイガーデンにて、一日を締め括る懇親会を実施致しました。
天候が優れない中ではありましたが、それをものともしないほどに皆さまの活気が溢れる場となりました。
昼間のけいはんな視察から夜の懇親会まで少し長丁場となりましたが、本事業を通じて会員の皆さまと共に新しい知識や情報に触れることで、また違った角度から会員間でのコミュニケーションが生まれ、交流を深められる大変貴重な時間となりました。
改めまして、ご参加いただきありがとうございました。
また今回、研修交流委員会として初の事業開催となったものの、事業達成という1つの目標に向かって皆が一丸となって取り組めたことで委員会メンバー同士の絆もより深まったのでは、と強く実感しております。
第2回研修交流事業もぜひお楽しみに!