Member’s InterviewNo.007 吉井 祐二
地域に根付き「人のために」役立つことを
吉井 祐二 yuji yoshii
皆さんこんにちは、いつも京信JOCオフィシャルサイトご覧いただき誠にありがとうございます。
当ページの管理運営を担当しております大津部会 総務委員会 委員長の林 良輔です。
今回ご紹介させていただくのは、山科部会に所属されている吉井 祐二さんです。取材のきっかけは当委員会に所属するメンバーと同い年で形成されている同年会の委員からの推薦、そして別事業で私が個人的にお話させていただく中でぜひ取材させていただきたいということでお願いしたところ、ご快諾いただけました。ご協力いただき誠にありがとうございます。それでは早速、吉井さんの取材内容をお伝えさせていただきます。
お仕事について
記者:本日はお忙しい中、ありがとうございます。それではお仕事について教えてください。
吉井:当社、株式会社YSはYSグループの中の一社になります。一番のメイン・母体として、父が代表取締役を務める吉井石油株式会社がありまして、そこが一番の収益の柱となっております。そこから派生する自動車の販売や板金塗装などの整備業務を行っておりました。それに保険業務を新規に加え、自動車に関するトータルケアサポート、車の困りごとをワンストップで解決できることが当社の強みです。
記者:なるほど、自動車に関することは全て対応されているんですね。
吉井:はい。勿論、車検なども当社で行っておりますので全てお任せください。
記者:以前、第22期に取材での記事を拝見させていただいたんですけど…創業はとても古くからとか。
吉井:ものは言いようといいますか…(笑)江戸時代の桶屋、明治後期から昭和初期にかけての荒物・薪炭店、そしてプロパンガス・灯油販売を生業とした「吉井商店」を祖として、昭和41年に吉井石油株式会社を設立致しました。
記者:とても古くから地域に根付いて事業を行っていらっしゃるのですね。
吉井:そうですね。薪炭店のころは、自社で新たな試みをというよりは、お客様からの要望をお聞きして新たに業務を増やしていく形だったそうです。今から50年ぐらい前にガソリンスタンドを始め、当初ではバブルの力もあり、10店舗ほどの店舗を抱えておりました。しかし、バブル崩壊で経営が悪化し、残ったのが3・4店舗となりました。そのときにガソリンスタンドだけではいけないということで、自動車販売や整備・認証工場を始め、現在のような形へと移り変わっております。
記者:なるほど、ありがとうございます。
ご兄弟について
記者:吉井さんはご兄弟がいらっしゃり、皆さんが同じグループ内で働いていらっしゃるとお聞きしましたが、お聞かせいただいても宜しいでしょうか。
吉井:はい。兄が34歳・私が32歳・弟が29歳で、それぞれYSグループにて勤めております。
記者:ご兄弟で会社経営されることはどうお考えですか?
吉井:我々兄弟は、結構仲が良かったので抵抗は無かったです。父親が愛情をもって育ててくれていたのを実感していました。三人がこのYSグループに戻ってくるタイミングも同じだったので、兄弟で一丸となって会社を作り上げていくという意識がありましたね。
記者:とても仲良く経営されているんですね。
吉井:ただ、よく喧嘩もします(笑)仕事のことでですけどね。私自身が、すごく細かなところを気にする性格ですので、兄と意見の食い違いなどでめちゃめちゃ喧嘩したりします(笑)
記者:どこでもあるようなお話ですね(笑)
吉井:ただ、私自身が前職でも前に出て営業に行くというタイプではなく、兄は逆にガンガン営業へ足を運ぶタイプだったので、「お前ももっとガンガン行かないとアカン!」と引っ張ってくれたのが印象的でした。お互い無いものを埋め合う関係性になれています。また弟は別で、どちらかというと現場で活動してもらっており、三者三様で活躍しております。お兄ちゃん二人についていきます、みたいな感じです(笑)
記者:グループ内でも、株式会社YSに関しては吉井さんがまとめあげられているということですね。
吉井:一応、株式会社YSでは父と別の人間が二人代表での形を取っておりますが、実質は私が運営している形ですね。様々な仕組みを取り入れて会社を良くしていこう、など舵取りを行っているのは基本的に私です。
記者:では、株式会社YSを今後どうしていきたいかなどのお考えもお持ちであればお聞かせください。
吉井:社内全体というより、私個人的な考えですが今の親会社の吉井石油株式会社を超えていきたいという考えをもって日々活動しています。ガソリンスタンドの業界は斜陽産業とまではいいませんが、これから先細りしていく業界だと考えています。他社には無いサービス展開や、様々な業務を行っている当社ならではの相乗効果などを生み出していきたいと考えております。
記者:ありがとうございます。最後に、お仕事において、大切にされていることがあれば教えてください。
吉井:一番は「人の役に立ちたい」と考え、日々業務に取り組んでおります。保険に関してですが、「この保険どうですか?どうですか?」と押し付けてはいけないと考えており、お客様の目線にたって様々な方面からの情報を提供して、その中でお客様に適しているものを一緒に考えています。
JOCについて
記者:それではJOCについてお聞かせいただきたいと思います。入会時期、きっかけについてお聞かせください。
吉井:入会はちょうど二年ほど前ですね。第22期の後期に入会しました。きっかけですが、ちょうど家を購入する際に住宅ローンの関係で、コミュニティバンク京信の方と密に接する機会があり、そのときにお声掛けいただきました。人の繋がりも増やしたかったのもありましたし、「山科部会が若手が少なく、盛り上げて欲しいのでどうでしょうか?」という話をいただきましたので、入会を決めました。
記者:なるほど。山科部会での活動はどのような活動をされていますか。
吉井:山科部会では、大体年5回ほど活動しております。新年会・忘年会・総会・家族例会・研修例会、また他には部会内でゴルフコンペなどを行ったりもしております。
記者:一度部会事業に参加させていただきましたけど、とても仲良く活動されている印象がありますね。
吉井:他の部会はよくわかっていませんが、仲良くさせていただいております。気さくな方がとても多く、和気あいあいと楽しませていただいております。入会期の浅い方と深い方が1:1ぐらいの比率で形成されているのですが、僕だけ凄く年齢が離れているのが少し気になります(笑)
記者:部会は総勢何名ぐらいですか?
吉井:総勢14名の部会です。常時参加されるメンバーが半数ぐらいで、もう少し増やしていければと思っています。
記者:部会事業に参加されての印象などをお聞かせください。
吉井:入会当初は、金庫さんの会なので割と研修ばかりの堅いイメージの会なのかなと思っていました。特に入会当初はコロナの関係もありZoomでの開催がほとんどでしたし。明けてからは一緒にご飯にお誘いいただいたり、活動することで、すごく今ギャップを感じております。こんなに楽しいんだなぁ、と日々実感しております。とても気さくにお声がけいただいて部会長をはじめ、皆さんには大変感謝しております。
記者:風の噂でお聞きしたんですが、来期部会長をされる予定とか…
吉井:そうですね。その予定です。いまいち部会長になるということがどういうことか完璧に理解出来てはいませんが、プレッシャーを感じています。今まさに前田部会長の動きを勉強させていただいております。
記者:前田部会長に色々と学ばせていただいている、と。
吉井:私と同じで入会して間もなく部会長をされているにも関わらず、とても顔の広い方です。非常にアクティブな方で、総会や様々な事業でも前田部会長が率先して他部会の方を引き込んでいく姿を見て、前田部会長の人望の厚さをひしひしと感じます。お仕事が忙しい中でもJOC活動に精力的な姿をいつも拝見させていただいております。
記者:吉井さんは私と同じく91会の同年会に所属されていますので、同年会についてもお聞かせください。
吉井:同年会で印象的だったのは、以前当会がモルック事業で優勝させていただき、その優勝賞品を利用してのサバイバルゲームを行ったことですね。フルメンバーで集まれたのがとても嬉しかったです。
記者:楽しかったですね!
吉井:この同年会でのメンバーが、卒業までの10年近く共に歩めるのが凄く心強いです。このコミュニティ自身もとても面白いものですしね。同じ志を持つ経営者との仲間がいるのが凄く嬉しいです。
委員会活動について
記者:委員会活動についてお聞かせください。
吉井:現在、私は研修交流委員会にて委員として活動しております。
記者:委員会加入のきっかけについてお聞かせください。
吉井:おそらくですが、山科部会の前田部会長が現在副委員長として活躍されているんですが、前田さんが誘われた際に私を推薦していただき、委員メンバーに加入するきっかけになったと思います。
記者:そうだったんですね。僕も自分が呼ばれた理由がよくわかっていませんが(笑)
吉井:ですよね(笑)その当時、入会してまだ一年しか経っていなかったので、「何も分かってませんがいいですか?逆にいいんですか?」みたいな(笑)
記者:僕も今まさに、分からないことが多いので必死について行ってますね(笑)
吉井:私もです。今はまだ委員長について行っている感じです。でも、奥委員長が本当に色々とやっていただいて、委員会メンバーの皆を引っ張って行ってくれています。リーダーシップを発揮し、主軸を決めてもらって、他の委員メンバーが実際にどうやっていくかを取り決めして、意見を出し合う形で活動しています。
記者:奥委員長が主導で活動されているんですね。
吉井:「どこからそんな案持ってきたんですか!?」みたいな案を色々とお持ちで、我々委員メンバーでどうやってそれを支えていくか、それを日々切磋琢磨しております。
記者:とても尊敬されているんですね。
吉井:本当に、めちゃくちゃ尊敬しております。高校、大学も同じ学校という共通点もありますし親近感も沸いております。幹事会とかでもバンバン積極的に発言されるタイプという印象もあり、肝が据わっていらっしゃるところが印象的です。自分で企画を考えつつ周りを巻き込んで活動されている姿は、まさに自分の理想の経営者像の勉強になっております。
記者:ありがとうございます。印象的な事業などはございますか。
吉井:一番印象的だったのがユニクロ・ZARAから学ぶ中小企業の「マーケティング戦略」と「在庫コントロール」ですね。*詳しくはリンク先よりご覧下さい。
記者:素晴らしい事業でしたね。
吉井:ご参加ありがとうございます。個人的にはもう少し深く追求していただきたかったんですが、外部から講師をお招きして自分を含めた会員の皆さんのためになることが出来るんだと思いました。自分の中では衝撃的でした。そうやってアテンド出来る力を奥委員長がお持ちなんだなということも含め、とても印象的かつ達成感溢れる事業でした。一度目の事業を振り返り、改善点や反省点を皆で考えて、この事業に活かせることが出来たのかなと思っております。
記者:まさに、チームとしての練度が上がっていることが実感出来たというわけですね。
吉井:そのとおりです。また、委員会に入ることによって様々なところで挨拶いただくことが増えました。先日開催された事業でも皆さんにお声がけいただいて、とても嬉しく感じました。
記者:そんな、吉井さんに質問です。将来的に委員長としてご活躍されたいですか?
吉井:まだまだ経験も浅く、力不足のため何とも言えません。ただ、奥委員長が活動されている中で、「もし私が委員長だったらどうだろう?」と考えることはあります。「自分だったらこの組織をどう動かすだろうか?」「自分だったらどんな企画を持ち込むだろうか?」など色々考えながら参加させていただいております。
記者:なるほど。それでは次の事業に関してお聞かせください。
吉井:今、会員の皆様にもTUNAGよりご案内させていただいておりますが、京大変人講座(JOC版)という事業を3月4日に企画しております。当委員会では、この一回目を皮切りにJOC内に変人講座を定着させ、会員の皆さんに刺激を与え続けたいと考えております。京都大学での事業という一風変わった事業となっておりますので、ぜひ皆様ご参加ください。お待ちしております。
趣味について
記者:続けて、吉井さんのパーソナルな部分についてお聞かせいただければと思います。休日は何をされてお過ごしですか?
吉井:そうですね、なんでしょうね(笑)
記者:そんな(笑)ゴルフはされますか?
吉井:ゴルフは三年ほど前に始めました。まだスコア的には全然です(笑)仕事でのお付き合いが少しあるので始めたんですが、まだまだ上達しておりません。プレー自体は楽しんでおりますのでお誘いお待ちしております!
記者:TUNAGや事前アンケートを拝見させていただくと、料理や音楽とありますが…
吉井:はい。休日など妻に代わって料理をすることがあります。以前作ったものだと、アクアパッツァや、天津飯など、まぁ自分が食べたいものを作っています(笑)
記者:凝ってますね!スゴい!
吉井:音楽はHi-STANDARDや10-FEETなどがバンドミュージックが好きで、軽音部にも所属し、バンド活動もしていました。
記者:何の楽器を担当されていたんですか?
吉井:ギターと、時にベースを担当していました。日本のバンドなどをコピーして演奏していました。今ではほとんど触ることなく実家に眠っております(笑)
*写真右側のギター奏者が吉井さんです。
最後に
記者:最後になりますが、吉井さんの最もアピールしたい点をお聞かせください。
吉井:当社で最も力を入れている分野は、会社に関する「事業保険を一括してサポートできるサービス」です。「会社を取り巻くリスクの全体像把握」から、「加入保険の過不足をチェック」し、「必要に応じた保険提案」および「加入契約の管理」まで「まるっと、わかりやすく、手軽に」サポートしております。ご興味があれば、会員の皆様、是非お声がけください!
以上になります。終始笑顔で取材にご対応いただいた吉井さんのお人柄に触れ、お仕事で大事にされている「人のために役立つことをしたい」という奉仕の精神がとても伝わってきたのが印象的でした。取材対応いただき、誠にありがとうございました。山科部会や同年会・研修交流委員会でのますますのご活躍を応援しております。
吉井さん、本当にありがとうございました!
株式会社 YS
住所:〒607-8085 京都市山科区竹鼻堂の前町21-12 YSビル2F
TEL:075-594-3835
URL:https://kk-ys.yoshii-co.com/
総務委員会取材チーム
リーダー 山下 徹(長岡部会)
インタビュアー 鳴海 力哉(本店部会)
撮影・記事作成 林 良輔(大津部会)