みなさまこんにちは！高橋です。
突然ですが、皆さんがいつもされているネクタイ。
そのネクタイの世界的ブランドで、アメリカのオバマ大統領始め世界の要人も愛用するネクタイの最高峰『マリネッラ』をご存知でしょうか？
http://www.marinellatokyo.jp/history-of-marinella/
先週仕事の関係で訪問させていただく機会をいただき、その時受けた「おもてなし」と店主の考え方が感動ものだったので紹介させて頂きます。
マリネッラはＧ７で各国首脳にイタリア首相がプレゼントしたことで知られており、世界のウェルドレッサーに愛されています。小さなお店に世界中からお客さんがやってきます。
アポイント無しに店を訪れた私たち一行。日本から来たスーツ屋だと伝え、見学させてほしい旨を伝えたところ、日本の雑誌にもよく登場するマリネッラ３代目社長マウリツゥオさんが、「よく来たね!!」と嫌がるどころか笑顔で歓待してくれました。
「どうぞ好きなだけ見てくれ!!」と笑顔で迎え入れてくれた上に、近くのカフェからエスプレッソとデザートをわざわざデリバリーしてくれて「さあどうぞ」。
初対面のやってきた帰国の集団を快く招き入れてくれた上に、わざわざお茶を出前までとってくれただけでも感激でしたが、まだまだ先がありました。
マウリツィオさんの着ているスーツがあまりに素敵なので「どこのスーツ？」と聞くと「行きつけのサルト（仕立屋）で仕立ててるんだよ。彼は素晴らしい仕事をするんだ。」と教えてくれた上に、「見てみたいか？」と聞いてくれました。
「見て見たい!!」と答えると、その場で電話して見学できるように取り計らってくれた上に、自腹でタクシーを呼んでくれ、営業中にもかかわらず通訳として日本人スタッフと自身の代わりに番頭さんの様な方を一緒に同行させてくれました。
紹介された高名なサルト（仕立屋）「サルトリアピロッツィ」でも、マリネッラさんの紹介と言う事で、素敵なもてなしと日本とイタリアのモノ作りの違いについて情報交換ができ、本当に実り多い訪問となりました。
アポ無しで初めて会う日本人の同業者にここまでしてくれるのか？と本当に感動しました。帰り道に日本人スタッフの方に伺ったのですが、世界を飛び回っている社長は、出張している時以外は一人で朝6時に店を開けているんだそうです。その理由が、豪華客船が寄港するナポリで、船が着くのが早朝6時ごろなんだそうで、街には一部のカフェぐらいしか営業していないため、「せっかくナポリに来たのにお店が開いてないのは気の毒だ…」と社長が自らお店を開けるのだそうです。
ナポリはイタリアの中でも特に治安が悪く、タクシーがボッたくるのは当たり前だし、泥棒やひったくりも横行しているほど…。そんな環境の中で受けた、おもてなしをうたう日本でも予想もできないレベルの「おもてなし」。
直接お話しし、予想もしない親切に触れているうちに、16期の事業でお邪魔した伊那食品工業の塚越会長とすごく人柄がダブってきました。
マリネッラ＝ネクタイも素晴らしいですが、なぜ世界の要人に愛されるのか理由がわかりました。
そして「おもてなしの心で遠きをはかる」事で、素晴らしい企業を創っている人に出会った気がしました。
マリネッラさんと。緊張しすぎて指が高島忠夫に…
おまけ
こんな所に大西さんところの扇子が???
長々と失礼しました。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。
