皆さん、こんにちは、東九部会のどんぐりの木村です。
先日、東京出張の際、市ヶ谷にある帝国データバンク史料館に行きました。
僕が、この史料館を訪れるのは、今回で3回目です。
今回も、いろんな映像や資料を拝見してきました。
史料館では、信用調査業の歴史や帝国データバンク(以下、帝国さん)の業務内容などを知ることができます。
帝国さんには、1年間で約130万件の調査依頼が寄せられ、約1700名の調査員が各企業を取材し続けておられます。
この史料館に来て、様々な資料を見るたび、倒産する会社の共通点や経営者としての在り方を考えさせられます。
自分自身、経営者として、襟をただして、経営に携わらないいけないということを、より一層、感じさせてくれる施設だと思います。
実際、自分の経営する会社の現状を客観的に知ることは、経営者にとって必要な事だと思います。
弊社では、毎年、2月の決算終了後、直近の決算書と次年度の経営計画書を帝国さんにお渡ししております。
今年の資料提出後の弊社の評点は、54点です。
帝国さんは、業歴、資本構成、規模、損益、資金現況などを定量評価し、経営者、企業活力などを定性評価し評点を算出されておられます。
評点における信用程度は、Eが35点以下、Dが36点~50点、Cが51点~65点、Bが66点~85点、Aが86点~100点です。
ちなみに、2015年3月現在、帝国さんには、国内企業、1,455,152社のデータがあります。
1,455,152社中、1,212,574社が、EもしくはDランク企業です。(全体の83,3%です。)
逆に、評点51点以上の、ABC企業は、242,578社です。(全体の16,7%です。)
最高レベルの80点台の企業は、日本全国で70社、京都は6社、大阪は4社、滋賀は0社です。
余談ですが、帝国さんの社内において、51点の壁みたいなものがあるらしいです。
うちの会社も、その瞬間かなと思う時期がありました。
帝国さんの評点が、51点を超えた瞬間、都銀や地銀、証券会社やリゾート会員権販売会社、先物取引会社からの営業電話ラッシュになります。
10代の頃、アルバイトを始めた時、自分の時給をあげたいと思いました。
高校卒業後、社会人になった時、自分の年収をあげたいと思いました。
24歳から社長になり、まだまだ未熟な若輩経営者ですが、今は、帝国さんの評点をもっともっとあげたいと思っております。
そして、自分の会社をしっかり、存続繁栄させて、うちの会社で働いてくれている社員と、その御家族に、「この会社に入って良かった!!」 と言ってもらえるように、志を高く情熱をもって邁進し続けたいと思います。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。