6月末、ギリシャ金融不安が再燃しました。みなさんの記憶にも新しいところだと思います。EUが追加支援をしないと声明を出したことに世界経済が反応、株価も大きく下落しました。
さて、ギリシャのデフォルトですが、IMFから借りたお金を返せないかもしれない!という話が起因しています。日本の常識では、借りたものは返すというのが当たり前です。しかし、世界に目を向けてみると、借りたものは返さないということも1つの常識なようです。
例えば、戦争が勃発した時に、どこの国につくのかという判断は
①軍事力が強い国
②お金を貸している国
③お金を借りている国
という順序で決まるそうです。
日本は世界で一番お金を外国に貸している国ですから、③です。
この話を聞いた時に、「なんと!!」と驚きました。
軍事力が強い国につくのはわかります。お金を貸している国は、負けると貸金が回収できなくなるので応援します。③については、ともすれば、負けてくれれば借金がチャラになる・・・。恐ろしい発想ですが、これが世界の常識なのだそうです。
戦後、国際社会の中での日本はどのようなポジションにあり、どの様な潜在危機があるのかは、日本の常識だけでは計りえないこともあるようです。
世界に目を向けることの重要性を再度認識するギリシャショックでした。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。