研修委員長の早川です。
いきなりですが、3択クイズですっ!
【問題】
ルネッサンス期の世界三大発明といえば、
活版印刷・火薬・羅針盤です。
では、同じ時期にイタリアで発明され、
世界三大発明に匹敵すると言われるものは、
次のうちどれでしょう?
① えんぴつ
② 水洗式トイレ
③ 複式簿記
【答え】
③ 複式簿記
複式簿記(以下、単に「簿記」)は15世紀に
イタリアのヴェネツィア商人が発明したとされています。
簿記の発明により、企業経営が可視化されました。
このことが、近代資本主義の発展に
大きく寄与したと言われています。
では、続いて第2問っ!
【問題】
明治時代初期、日本にはじめて
簿記を紹介したのは、次のうち誰でしょう?
① 福澤 諭吉
② 新渡戸 稲造
③ 夏目 漱石
【答え】
① 福澤 諭吉
幕末から明治にかけての偉人・福澤諭吉 - 。
その著書「帳合之法(ちょうあいのほう)」において、
日本に初めて簿記が紹介されました。
当時の商人たちの間には、
「経営に学びは必要ない」と
西洋実学を軽んじる風潮がありました。
その状況を憂慮した諭吉は、
「帳合之法」により簿記が普及することで、
国内経済が発展することを願ったのです。
そう、簿記って名前は地味だけど、
「チマチマした経理技術」的なイメージだけど、、、
世界や日本の経済発展に貢献してしまうくらい、
実はすごいやつなんですっ!!
さて…
会計・税務の専門職をしていると、
経営者の方からこんなご質問を頂くことがあります。
「簿記って勉強しといたほうがいいの?」
結論から申し上げると、
「勉強したほうがいい」です。
ただし、、、大まかな仕組みだけ理解すれば十分です。
企業の状態を理解するためには、
決算書をシッカリと理解しておく必要があります。
そして、決算書をシッカリと理解するためには、
「簿記の大まかな仕組み」を理解しておく必要があるのです。
まもなく正式にご案内をさせて頂きますが、
研修委員会では、年3回の通常事業に加えて、
経営数字にまつわる基礎講座を2回に分けて開催します。
その第1回目は「決算書の読み方」をテーマとして、
10月22日(木)18時から京都キャンパスプラザで開催します。
「簿記の大まかな仕組み」も含めて、
決算書の読み方を基本から学ぶ内容です。
今まで勉強したことがない方も、
1から勉強しなおしたい方も、
ぜひぜひ積極的にご参加ください!
研修委員会 早川 光志(東九部会)
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。