皆さん、こんにちは、東九部会のどんぐりの木村です。
皆さんは、事業計画書を作成されたことはありますか?
僕が、生まれてはじめて事業計画書を作成したのは、平成11年2月です。
平成10年11月ごろから作りはじめ、完成まで丸々3か月ほどかかりました。
当時、お好み焼店としては珍しく、ピロティー型設計で、客席数180席、駐車場60台の大型店舗を京都市山科区に出店する予定でした。
多額の出店費用が掛かる為、連日、沢山の金融機関をかけずりまわって、資金集めをした覚えがあります。
当時、今よりも会社の規模が小さく、僕も、まだ、26歳のはなたれ経営者だったので、お話を聞いてもらうだけでも、めちゃめちゃ大変でした。
お金も無い、信用も無い、知識も経験も人脈も実績も担保も無い。
無い無いずくしの無知で無謀な無免許経営者でした。
あるのは、根拠の無い自信と、訳のわからない情熱だけでした。
ただ、なんとか、金融機関の皆さんに、お話を聞いていただきたいと思い、103ページの事業計画書を作りました。
事業計画書の中に、事業のコンセプト、外食産業の時流、山科区の地域特性、山科区の世代別人口分析、出店予定地の接面道路の車種別時間帯別交通量、周辺飲食店50店舗のリサーチ(営業時間、定休日、ビールメーカー、席数、駐車場台数など)を盛り込みました。
客観的な資料が必要だと思い、京都府庁の統計課や京都市役所の都市計画課に何度も行き、様々な資料をコピーさせてもらいました。(当時はネットが無い時代だったので・・・)
そして、必死のパッチで作った事業計画書を京都信用金庫様(以下 京信さん)の祇園支店に持参しました。
当時の融資担当者が水谷さん(現在 本店7階勤務)で、吉村支店長様(現在 退職)を通じて本部に稟議をあげていただきました。
ちょうど、その時、本部にニュービジネスという新しい部署が誕生した直後で、伴課長(現在 堅田支店長)、中田部長(現在 筆頭常務理事)体制で、僕の事業計画書を見ていただき、超ースーパーミラクル条件で融資をしていただくことが可能になりました。
ほんと~うに、涙が出るほど嬉しかったです。(泣)
僕を信用して融資していただいた京信さんに心から感謝して、絶対に繁盛させてみせると気合が入りました。
オープンした山科店の初年度の売上は、3億1866万円でした。(平成11年9月1日~平成12年8月31日)
当時、お好み焼のブタ玉を1枚500円で販売していたので・・・。
連日、沢山のお客様がご来店くださったことを鮮明に覚えています。
僕が、はじめての事業計画書を作成してから、16年以上の月日が経ちましたが、今だに、京信さんの融資に対する姿勢が変わっておられないことに、本当に嬉しく思います。
下記の写真は、僕の所属する東九部会で、お世話になっている6支店の外観です。
どこのお店に行っても、「 創業開業のご相談は京信へ 」と書かれています。
実際、JOCの現役会員の中でも、創業の際、京信さんに支援をしていただいた方がおられます。
僕の知る限り、河原町部会の真鍋さん、長岡部会の渋谷さん、東九部会の松田さんは、京信さんのお力添えがあって創業されておられます。(他にもおられたら申し訳ございません。)
一般的に金融機関の主な収益源と言えば、手数料収入、資金の運用、法人個人の融資だと思います。
その中でも、最もリスクが高く、職員さんの目利き力が必要不可欠な開業支援に取り組んでおられる京信さんの姿勢は、僕たち中小企業を経営する者にとって、大変有り難い限りです。
どこの馬の骨かわからない、経営センスが無いかも知れない、取引現況調書も存在しない創業者に融資を決断される京信さんは、日本一、男気あふれる金融機関だと思います。
その証拠に、京信さんは、地元京都の他の金融機関に比べて、常にトップレベルの預貸率を保持されておられます。
担保融資でも、他行肩代わりでもなく、「創業開業支援」を全面に打ち出しておられる京信さんの姿勢に、マジでしびれます。
そんな男前な京信さんに、バックアップしていただき、様々な学びの事業に参加できる、JOC会員は本当に幸せだと思います。
恵まれた環境に決してあぐらをかくことなく、京信さんが理想とする経営者になれるよう、JOC会員の皆様とともに切磋琢磨し、日々、精進してまいりたいと思います。
PS JOC会員の皆さん、今月は9月の決算月です。
京信さんからの御依頼、御要望はふたつ返事で対応していただきますよう宜しくお願い致します。(笑)
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。