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「葡萄な旅 en Champagne」 ~櫻井 登之(幹事長)~

 
 皆様 こんにちは 幹事長をさせていただいています、櫻井でございます。 私事で恐縮ですが、
今月半ばに、予期せず2日ほど仕事でフランスに行く機会がありました。 

 パリにて京都の結婚式の展示会をされている、大変お世話になっているお得意様へ伺い、薄茶を頂戴した後
ちょうど収穫の時期を迎える、シャンパーニュ地方に訪れました。  

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 何しろ時間がないので、バタバタなんですが、本当に自らが、
夢にまでみたシャンパーニュに滞在しているか、帰ってからも自問自答が続いています(笑)

 
 さて、先ほど「ちょうど」と書きましたが、これも期せずして現地はぶどうの収穫時期。
超繁忙期にあたり、日本でも名の通った大手のメーカーは、受け入れNGでした。
 
 しかし弊店ご婚礼の乾杯に使わせて頂くメーカーと、もう2軒は日本でも
あまり名前の知られていない家族経営的なヴィニュロン(作り手)さんに受け入れて頂きました。

 

前置きが長くなりましたが、そこでの歓待ぶりが、
まさに高野登氏の言葉をお借りすると、
私のセンターピンを狙って頂いた素晴らしいものでした。

その一部ですが・・・

 

先ずは自己紹介をかねて乾杯

テーブルの上に広がっているのは、弊店のパンフレットです。拡大すると時計の針は(笑
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そして、畑にうつりブドウ畑の収穫体験

今年は大変恵まれた年で、2015年は偉大な年になること間違えなしと伺いましたs-IMG_1877

 

 

次に、醸造所での一番搾り葡萄果汁テイスティング

シャルドネ種100%のジュースは、予想以上に甘く天と大地の恵みを感じました

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収穫人さんにまじり、ご当主ご家族とまじり意見交換なデジュネs-IMG_1912

食後にガトーショコラと、ロゼの試飲 

           とっても勧め上手で、手前でストップお願いしないと・・・

 

朝の10時から息つく暇もなく、日暮れ前まで回らせて頂きました

 

ヴィニュロンさん親子は、まさに訪問者に構っている時間は皆無な慌ただしさ。
しかしこの歓待ぶりは、本当に私の心に染みました。
 

 私がそんなに試飲を欲していた様子だったのかはわかりませんが、
訪問してきた相手が、なぜ何を目的に訪問したのか、
を的確に考え抜いた接遇は、まさにホスピタリティを超えたものでした。

あるいは長きにわたりシャンパーニュを通じて受け入れてきた訪問者に対して
この土地に根付いた「おもてなしの心」だったのかもわかりません。

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 そこで第17期にあったJOC経営力向上事業での話を思い出しました。
ちょど現代表の長尾さんが、委員長として開催されたバグジー・久保華図八さんの講演で拝聴した一節です。

 

 北九州の小倉に、ある方が久保さんを訪ねてこられたとき・・・
その訪問者は泊まりの出張で、夕食の予定が無く、久保さんにお薦の店を尋ねられたそうです。

 その一言で久保さんはご自身の予定をも変更され、その後なじみの一軒にご一緒されたとありました。

 

 講演の際には、久保さんは「おもてなし」の言葉は使ってられませんでしたが、
まさに訪問者のかくれたニーズをくみとり、自らの予定を変更する覚悟で、相手に接すれば
直接利益につながらなかっても、自然と相手の心に何かが残ると、そんな一節だったと記憶しております

 

その心に残った何かが、まさに「おもてなし」を受けた者が感じる強い感謝の念では無いでしょうか。
ヒトの記憶は数秒で現在の事が過去の物になるそうですが、私が受けた
おもてなしへの感謝は今でも手に取るが如く進行形として残っております

 

 また、ワインツーリズムという言葉があるように年間8,000万人をこえるインバウンド消費の理由を、
ミクロ視点でも垣間見る機会でもございました。

 都市部での滞在が長ければ、もっとドライな印象を受けたかもわかりません。
通訳兼ガイドの方ををはさみましたが、ヴィニュロンさんとの、
まさに人対人のおもてなしを感じた葡萄な旅でございました。

 長文 お読みいただきありがとうございました。

 

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※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。