こんにちは。
研修委員会の織田昌志です。
17年前に 会社に入ったとき、当時の上司にこう聞かれました。
「 君はなんのために仕事をするの? 」
あまりの唐突な質問に、当時の私は、
「 お金を稼ぐためです。生活がありますから。 」と回答しました。
もちろん、次の質問には、まともに答えられませんでした。
「 じゃあ、この会社じゃなくても、どこでもいいの? 」
新入社員の私は、働くことに対して、
明確な意義や理念を持ち合わせていなかったのです。
その上司には、いろんなことを教えて頂きました。
「 お金はもちろん大切だけど、
それが目的になってしまってはいけない。
お金のために一生懸命働くことが幸せですか? 」
「 どうせ働くなら、幸せのために働きなさい。 」
そこから「 働くことの幸せ 」について考えるようになり、
仕事での、私なりの「 幸せの基準 」ができました。
“ 楽しいこと ”
ー 人と会うことが楽しみ
ー 周りが楽しんで仕事ができる
ー 関わった人に楽しんでもらう 等々
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
企業も、行動指針や理念的な目的を、
社是や経営(企業)理念という形で表しています。
たとえば、
『 お も し ろ お か し く 』
この言葉、どこの会社の社是か分かりますか?
京都を代表する上場企業、株式会社 堀場製作所です。
もう一つ。
『 自由でみずみずしい発想を原動力に
すばらしい夢と感動
ひととしての喜び
そしてやすらぎを提供します 』
東京ディズニーリゾートを運営する、
株式会社 オリエンタルランドの企業理念です。
このように、従業員・ステークスホルダーに対する
行動・判断の指針を普遍的なかたちで表しています。
つまり、経営計画や経営戦略に
一貫性を持たせる基準となっています。
さて、11月11日(水)の第2回研修事業は、
『 ~ 遠きをはかる第一歩 ~
ここから、はじまる 経営計画 』
というテーマで開催します。
http://joc.gr.jp/information/kensyuu3
パネルディスカッションやグループワークを通じて、
みなさまの経営計画を策定するための一助となるような
実践的な研修を行いますので、ぜひともご参加ください!
研修委員会 織田 昌志(京都信用金庫)
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。