【 初めての就職面接 】

研修委員会の秋山伸夫（口丹部会）です。

亀岡市で司法書士事務所を経営しています。

 

 

何を書こうかと悩みましたが、

織田支店長の記事に触発されましたので

https://joc.gr.jp/archives/2742

初めての就職活動のことを書こうと思います。

 

 

１２年前、独立に向けて修行をさせてもらおうと

とある事務所の門を叩きました。

勉強漬けの毎日だった私にとって初めての就職面接です。

 

「君は何ができる？」

事務所のボスは問いました。

 

「肉体労働です！」

私は満面の笑みで答えました。

 

ふざけてますよね。

はい、間違いなくふざけてます。今思えば。

 

ボスから深い溜息が漏れた後、

私の短くはかないＰＲは打ち切られ

空いた時間はお説教タイムと化しました。

「最近の若い者はこれだから」的に始まる

静かできっつい叱責が続きます。

 

資格取得に浮かれどこか就職を甘く見ていた私は、

冷や水を浴びせられたどころか

自ら滝のごとく汗を垂れ流し

止まることのない汗を拭いに拭いながら

ひたすらお説教を聞いていました。

 

ご高説は右から左へ、うわの空。

もはやそこは面接会場ではなく、懐かしの生徒指導室。

半べそを掻きながらその場を後にしたことを覚えています。

（寒気のなか汗だくで出たせいか、翌日は風邪を引きました。）

 

当時の私は、資格を取得したことで満足してしまい、

そこからさらに自分に何ができるのか、

これから何がしたいのか、

しっかりと自分の姿が見えていなかったのです。

 

 

あれから１２年。

司法書士の名前は知っていても

具体的な仕事内容を知らない方も多く、

何の仕事ができるのかと聞かれることがあります。

 

「君は何ができる？」

 

したり顔であれもこれもと言いながら

あの頃の苦くも有難い教訓が頭をよぎります。

 

自分は何ができるのか、

そしてこれから何をしたいのか、

ＪＯＣの皆様から刺激を受けながら

常に自問自答していきたいと考えています。

 

 

さて、第１９期の研修委員会は

「　数字力で“想い”を実現する！　」をテーマとして

会員の皆様に学びの場を提供します。

 

企業の今、そして未来は「数字」に表れます。

悩める私と一緒にこのＪＯＣで学びましょう！

 

 

 

研修委員会　秋山 伸夫 （口丹部会）

投稿日：2015.11.11

この記事の作成者：早川光志