【京信・地域の起業家大賞】
今年で第3回目を迎えるこの賞は、創業、開業を応援する京都信用金庫さんが、コミュニティバンクの使命である、人と人、企業と企業の絆を育み、豊かな地域発展のために地域活性化支援活動として、創業5年以内の起業家を顕彰し、地域と協働にて支援活動に取り組むことを目的とするもの。
今回私は、JOCの代表幹事を務めさせていただいている関係で、その賞の選考委員の委嘱を受けました。
一昨年の第一回目は、100社を超える応募があったとか。昨年の第二回目は、大学生による3Dプリンタや京都移住計画といった事業が入選されたとのこと。
今年は59社の応募があり、京信さんの方で一次選考が実施され45社に絞り込まれた後、我々選考委員にて評点を付けさせていただき、最終選考は選考委員会にて選考を行い、決定することに。
昨年末に京都信用金庫さんより分厚いファイルをお持ちになられ、それを預かり、一社一社の応募されたプレゼン内容を見させていただきました。
起業マインド、独創性・革新性、収益性、成長性、そして地域貢献度・社会性といった五つの視点を選考の基準として。
時代背景や、環境を反映しているのか、食の安全や農業に関わるもの、デイサービス関連、そしてモノづくりを大切にした様な事業内容が目立ちました。
また女性の起業家も多数見られたのも印象的でした。
選考委員会は、京信さんのエリアである京都、滋賀、北大阪から有識者の方々、そして京信さんからは理事長、専務理事、中田常務、西村理事、企業成長推進部の真下部長で開催されました。
各選考委員さんから、今回の選考にあたり所感を述べられ、総評し、事前に採点した点数に基づき、上位20社の中から最終的には最優秀賞1社、優秀賞11社を表彰することになりました。
志や思いの強さが大切であり、社会的必要性、持続性も兼ね備えてなければならない。
そういった強い思いが、地域に新たな雇用を生み出していく。
上位には、インバウンドの活用、伝統技術を活かした企画、IOTやweb関連、そしてIPS細胞を用いた技術からの事業など。
これらも正に今の時代を映した内容であり、外的環境の変化に対応すべく、新たな起業家がそれぞれの独創性や起業への強い思いが込められているものでありました。
選考委員会では、最優秀賞、優秀賞として表彰することで、起業した彼らの後に続く者への支援材料、そして新たに起業しようとする者の夢になれば。
また一方では、そういった思いに対して手を差し伸べる、チャンスを与える、励みになる様に、期待度も込みでチャレンジさせてあげたい、熱い思いには熱い思いで応える、そんな京信さんの心も垣間見れたことは温かい気持ちにさせていただきました。
ゼロを1にする起業家、そして先代から受け継ぎ、次代へ繋いでいく二代目、三代目、そして老舗の経営者…
それぞれ立場や意義、役割は違えども、地域や社会に必要とされ、永続することを目的とするいい企業やお店が増えればいいな、と今回の選考を通じて改めて考えさせられました。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。