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しくじり先生

皆さん、こんにちは。北大路部会の近藤です。

先日、いつもよりも少し早く帰宅して、ついていたテレビを何気に見ておりました。

そのテレビは「しくじり先生」。毎回、過去に失敗した人物が、自身の失敗体験をもとに先生となり、同じ過ちを他の人がしない様にと教えてくれる番組なのですが、何気に見ていた私が引き込まれた内容がありました。それはマルクスの「資本論」によって引き起こされた「ソ連の崩壊」です。資本論はドイツの哲学者マルクスが、「資本主義は崩壊しますよ」と言う内容を書いた本です。

それを見た人々が、社会主義国家「ソ連」を作り、崩壊までの流れを紹介していたのです。

原因は様々上がっていたのですが、私が興味をもったのは、社会主義を導入して何故「経済」が駄目になったのかと言うところ。

私の予想は「働いても働かなくても一緒なら、働かなくなったのだろう!!」と思っていましたが、実際は皆ちゃんと働いていたのだとか…ん??では何故ダメになったのか。それは「決められた仕事はきちんとしていたが、それ以上にやらなかった!!」と言う事なんです。

番組では農業で例えていたのですが、日中の決められた時間、農家の皆さんはまじめに働いていましたが、ある夜に嵐がやってきます。しかし農家の皆は、「今は働く時間じゃないから」と畑にシートなどをかぶせません。もし自分の畑が目の前でダメになりそうなら、シートを被せ、出来るだけ被害を最小限に食い止めようと、必死に行動するはずなのですが、そこは国の畑!!自分たちが動かなくても大丈夫と考え、決められた事はしているのですが、ピンチの時に臨機応変に対処する人が、頑張る人がいなかったんです。

国と企業は、大きさは違えど中身は似たようなものかもしれません。

私たち経営者は自分の企業を発展させるために、自身が勉強し、行動し、臨機応変に対処する事が必要であり、社員たちにも他人事のように決まりきった事だけをさせていてはいけないのだなと強く思いました。社内が一丸となり、皆が同じ目標に向かって進めるように、旗を振らなければと改めて思ったところです。

現代の世の中の変化スピードは私がJOCに入会した10年前よりもさらに早くなっている気がします。本を読んで勉強したり、講演などに出向くこともすごく大切と思いますが、先日の本部例会で増田理事長がお話しされていた、人との出会いと交流も、本当に大切だと感じます。

交流委員として、京信JOCの会員の皆様が、少しでも交流の輪を広げられるように、お手伝いさせて頂ければと思っておりますので、今後も宜しくお願い致します。

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※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。