皆様こんにちは。例会委員会 西陣北野部会の中野 直です。
7月も中旬に入り、気が付けば梅雨明けも間近になってきており、本格的な夏のシーズンの到来といったところでしょうか。
私は、現在、不動産賃貸管理業をしております。家賃収入が大きな柱ですが、今回は自社物件の屋根に導入しております太陽光発電システムから得られる売電収入についてお話ししようかと思います。
太陽光発電システムを導入したのは、3年前の平成25年の春です。
太陽光発電のメリットは、賃貸経営などに比べると、
1、売電ができる。
2、空室のリスクがないこと。
3、メンテナンスにかかる費用が少ない点。(太陽電池モジュールの耐用年数は20年以上、パワーコンディショナーの耐用年数が10年から15年と言われております。)
デメリットは、
1、初期費用が高い。
2、発電量が天候により左右される。
3、パワーコンディショナーの交換費用が高額になる。
という点です。
平成24年の7月に始まった固定価格買取り制度により、当時は10kw以上のシステムですと全量買取りで買取り価格が1kwあたり40円+税の20年間買取り価格が固定されるというものでした。
ただし現在では、買取り価格が下がり10kw以上のシステムですと、1kwあたりの買取り価格が24円+税となっています。
導入前の見積もりでは、導入費用÷(年間予想発電量✖1kwあたりの買取り価格)で計算しますと、約9年で元が取れる計算でした。
ちなみに売電目的の事業用太陽光発電システムの減価償却耐用年数は17年です。
太陽電池モジュール20年 パワーコンディショナー10年のメーカー保証がついていましたので、10年でパワーコンディショナーを交換すると仮定すると10年以内に元が取れればいいという判断のもと、導入を決断しました。
では実際に導入した結果はどうかといいますと、実際の年間発電量は見積もりの年間予想発電量より約1割~1.5割程度多く発電されており、このままの発電量であれば、約8年で元が取れる計算です。
現在の買取り価格ですと元が取れるまでに約11年かかります。それを考えると今のところは当時に導入してよかったと思います。
あと以外だったのは、発電量の一番多い月が、日照時間の多い8月ではなく初夏の5月であるという点です。真夏の炎天下でパネルが高温になると発電効率が約10%~20%低下するそうです。 今は梅雨が明けて、天気のいい日が続いてくれることを願うばかりです。
将来、固定買取り価格の20年が過ぎれば、配線をやり直して共用部または各部屋に供給することも考えています。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。