今期からJOCに入会した
研修委員会の木ノ下 実可子(東九部会)と申します。
七條甘春堂(しちじょう かんしゅんどう)という
和菓子店で仕事をしています。
http://www.7jyo-kansyundo.co.jp/
19期のテーマである
「 おもてなしの心で遠きをはかる 」。
この言葉に触れるたびに、こう考え込んでしまいます。
「おもてなし」とは何なのか?
時折店頭に立ち、接客もする身ですので、
お客様への「おもてなし」を考える場面は多々あります。
しかし、これがどうにも難しく、
「そもそも、おもてなしって何だろう?」
なんて考えだす始末です。
辞書を引くと、「 おもてなし 」には
「 客への態度、待遇 」「 ごちそう、饗応 」のほかに
古典などでは「 身に備わった物腰。身のこなし 」
なんて意味もあったようです。
相手を知り、そして「 自分に何ができるのか 」を知るのが
「おもてなし」の第一歩なのかもしれませんね。
でも、「 自分に何ができるのか 」は、
案外知らなかったりするものです。
例えば、私は京都生まれの京都育ちで、
それ以外での生活経験がありません。
ですので、「 京都らしさ 」というものが
実はよく分かっておりません。
最近、姪っこが生まれたのですが、
その子のお宮参りに際して、
男の子は“大”、女の子は“小”をオデコに書くのが、
京都ならではの習慣ということを初めて知りました。
自分や兄妹はもちろん、親戚も、
お宮参りでは、みんなそうしていたので、
日本全国どこでもやっているのだと思っていたところ、
妹が「 友だちに『 キン肉マンみたい~ 』って笑われた! 」と
話しているのを聞いて、びっくりしました。
こういうことって、
皆さまも経験がありませんか?
自分が知っていること、できることって、
当たり前のことすぎて
自分自身が一番分かっていなかったりします。
それを知るための一番の方法は
「 自分以外の人を知る 」ことです。
そして、JOCは「 自分以外を知る 」には
持ってこいの場ではないか、と感じています。
立場や職種、業歴等がバラバラの方が集まり、
本部や部会での活動を通して交流することで、
さまざまな角度から「自分以外」を知り、
そして「自分自身」を知るキッカケを得ることができます。
まだ入会して1年足らずですが、
自分らしい「おもてなし」の答えを見つけるため、
いろんな方との交流を楽しみたいと思います!
研修委員会
木ノ下 実可子( 東九部会 )
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。