大事な書類が見つからない・・・ヒヤッとした経験はありませんか?
手元にあるはずなのに気づけばいつのまにか無くなっている。
どこかに紛れているのか。誰かに渡したのか。誤って破棄したのか。
書類を探す時間って本当に無駄な時間ですね。
その時間を他の仕事に充てられるとすると大きく差が出てきます。
ましてや取引先やお客様に尋ねるようなことをすれば、信用を落とすことになります。
逆に問われた際に該当する書類がすぐに出てくれば信用が増していきます。
私の司法書士という仕事も書類の管理は非常に重要であり、数十年前の手続き書類の問い合わせが少なくありません。
回答次第で相手からの印象が変わることを実感しています。
時間面や信用面から見て書類の管理はとても大切と思いますが、先日このような記事を目にしました。
私たち関西に住む者として身近な関西国際空港。
イギリスのリサーチ会社による世界の550を超える空港を対象とした国際空港評価において、手荷物取扱い部門で2年連続世界第1位を受賞しています。
世界の空港では荷物の紛失が年間2400万件もあるそうです。凄い数ですね。
そのほとんどが人的ミスといわれています。
もし旅先で荷物が無くなるようなことがあれば、その旅行は台無しとなってしまいます。
一方、年間2000万人を超える旅客数の関西国際空港は1994年の開港以来22年間、なんと一度も荷物の紛失がないそうです。
荷物の積み下ろしや仕分けのシステムが優れているのはもちろんですが、荷物に対する「こころ」が違いを生んでいます。
「お客様から預かった大切な荷物」という意識を全員が持ち合わせているので、見えない場所でも放り投げるようなことはせず、お客様が乗ったことや降りたことを確認し、荷物を細かくチェックしながらキチンと仕分けをしています。
せっかくの旅行を荷物の紛失によって台無しにはしたくはないという「おもてなしの心」によって、紛失ゼロという結果が生まれています。
話は戻り日々の書類の管理。
私も管理の方法を良くするだけではなく、「お客様から預かった大切な書類」という意識を持つことが大切だと気付くことができました。
社会人にとってキチンとした書類の管理は基本中の基本ですが、とても大切なことですね。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。