皆様こんにちは、高橋です。
5月20日の本部例会。19期の最初の事業にふさわしい多数のご参加!熱気にあふれ盛況でしたね。
ご参加いただきました皆様、そして素晴らしいチームワークで準備・運営にあたっていただいた吉村委員長はじめ例会委員会のみなさん、本当に有難うございました。
さて、第一部講演会での講師・小室淑恵さんのお話。最初テーマを聞いた時、ボーナスとかオーナスとか「なんのこっちゃ」と思っていたのですが(すいません)本当に拝聴できて良かったと思います。皆さんにとっても色々な立場でいろいろな学びがあったと思いますし、社会構造全体の大きなお話の中で、私の様な小売業にとっても、とてもとても大きな問題であることに気付かせていただきました。
自分に業種に置き換えて考えてみると、私の所のような小売業に属する会社は、店舗の営業終了時間が~20:00と遅く、一般企業のように土日休みの18:00終業とはいかないのが現状です。
もちろん閉店後に残務をこなし帰宅する時には、小さな子どもがいる我が家は真っ暗という事も多く、1歳半のチビとは朝起きてから一緒に保育園に登園するまでのわずかな時間だけ一緒に過ごせるような事も珍しくありません。また、せっかく保育園が休みの土日も、土日が一番忙しい販売業はもちろん仕事です。結果、小室先生のおっしゃる通り我が家でも夫婦2人に子どもが1人という「人口オーナス化」。
また一昨年、身内が病気で倒れて入退院を繰り返した時も、店を休んだりすることもできず、始業前と終業後のわずかな時間に病院に行くのがやっとで、家族が困っている時でさえ十分な手助けができないジレンマがありました。
勿論、私だけでなく会社のスタッフも内容は違えど状況は同じです。
業種的に人材育成にとても時間がかかるため、一生懸命育成しても任せられるようになるまで最低でも1~2年かかり、経験を積むほどに知識や技術、判断力がどんどん蓄積されていき、年を追うごとに成熟したいい仕事ができるようになります。なので可能な限り長く働いてもらいたいと思っています。
しかし、反して販売業は拘束時間が長い上に、お客様の都合に可能な限り合わせるのが常識になってるし、そうしないといけない。せっかく技術や知識、経験を積んでも、何かの要因で「ライフ」の部分が成り立たないことになり「ワーク」の部分が続けられなくなったら・・・本人にも会社にも大変なことになります。
「販売業だから」「接客業だから」「小売は人に合わせてなんぼ」という枕詞の中で、今までワークライフの「ライフ」の部分が犠牲になる事の多い我々の常識が限界になってきているのを再認識しました。そして逆に、小室先生が言うとおりにした時に今の事業が本当に成り立つのか・・・そんな怖さも感じます。
近きをはかって今の現状をそのままにするのか、遠きをはかって少しづつでも改革していくのか・・・こう考えると答えは明白なのですが、今までやってきた事を変えるには勇気が要りそうですね。
小室先生のお話を聞いて考える中で、今期のテーマ「おもてなしの心で、遠きをはかる」が、私の中で更に大きなテーマになりました。
まずは7月11日(土)朝から研修事業で学んで「問題解決力」を身につけたいと思います。早川委員長はじめ研修委員会の皆様、宜しくお願い致します(笑)
*写真はKさんからお借りしました!Kさん有難うございました。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。