こんにちは。
研修委員会の木ノ下 実可子( 東九部会 )です。
10月中頃から急激に冷え、
すでに暖房の恋しい気温が続いています。
ここ数年続いた「 暖冬 」の反対語は「 寒冬 」と言うそうで、
今年はその寒冬の予報が出ているようです。
そんな寒さなので10月のうちに
ヒーターやコタツを出してしまわれたお家もあるかもしれませんね。
でも本来、暖房器具は
11月の「 亥の日 」に出すと良いとされています。
陰陽五行説で「 亥 」は水にあたるため、
火災を避けられる、という考えだそうです。
また、11月頃に見かける「 亥の子餅 」は、
「 亥の子祭り 」という万病除去・子孫繁栄を祈る風習として
本来は亥の日、亥の刻に食べるものだとか。
11月にまつわるこの二つの風習、
正しく知ったのは、和菓子屋の仕事を手伝うようになってからです。
「 亥の子餅 」のことや火を避けることは知っていたのですが、
小さい頃に見聞したので、ゴチャゴチャに覚えていたようです。
手伝いを始めてから勉強し直すしてみて、
記憶との違いに
「 えっ!あれ!? 」
とずいぶん驚きました。
昔からしている風習や正しいと思い込んでいる知識でも、
あらためてちゃんと振り返ってみると、
手癖だったり、記憶違いだったりで
本来とは違ってしまうことはあるものです。
「変わらずに変えていく」
という先日のJOCフォーラムのテーマの一節。
「変えていくべきこと」や「変わらずにおくべきこと」も
自分では分かっていると思いがちですが、
時々原点に立ち返って見直すことで、
新たな発見、そして大きな進展につながるのではないでしょうか。
研修委員会
木ノ下 実可子( 東九部会 )
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。