「パパは子供頃になにになりたかったん?」
「突然やけど夢はあるか?」
『夢、、、ですか。』
「なんやまだ20代やのに夢もないんかいな~」
『夢をお持ちなんですか?』
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」
『???』
「勉強が足らんなぁ。」
「吉田松陰先生の有名な言葉やぞ」
『そうなんですか』
「夢を叶える為に必要なことはなんやと思う?」
『努力でしょうか』
「ちゃうなぁ、夢を持つことや」
『当たり前じゃないですか』
「その当たり前ができとらんのは誰や?」
『私です。。。』
「ほな、次会うまでに夢リストをつくってこい」
― 数日後 ―
「久しぶりやなぁ、夢リスト、書けたかぁ?」
『一応書きました』
「ほなもう一回聞くぞ」
「その夢を叶える為に必要なことはなんやと思う?」
『夢を持つことでしたよね?』
「そう、その段階は達成したよな?」
「次はなんやと思う?」
『努力でしょうか』
「努力好きやなぁ(笑)」
『違うのですか?』
「夢は追いかけたらあかんねん、夢の中にいなあかんねん」
『夢の中ですか』
「そう。」
「夢の中にいるから夢中っていうんや。
努力もええけど、夢中になってたら叶ってしまった!
くらいのほうが達成しやすいで」
『へぇ~』
「例えばな、歌手になるねん!ってボイストレーニングに行って、
オーディション受けて、努力!って方法もあるけど、
みんなに聞いて貰いたい!って路上で歌い続けたら、
ある日「ウチでライブやらへんか?」とか「CD出さへんか」とか
そんな話が舞い込んできたみたいなことやな」
『なるほど!』
「夢ってのは今の自分を変える為に持つんや。
額に入れるようなご立派な夢じゃなくて
今の自分の行動が変わる、そんな夢を持ちや
その変化の積み重ねが将来をかえるんやで
ええか、夢の無い大人にはなるなよ」
父に夢を訪ねるお子のおかげでそんな先輩との話を思い出した
とある電車内
文責:北大路部会・交流委員会 副委員長 寺尾