【 クドウさん 】
会社であれ、経営者の会であれ、 組織に入って間もない頃に出会う人によって、その後の考え方や行動は大きく変わる と思います。
社会人になって間もない頃、あるプロジェクト・チームに配属されました。
毎日終電まで働き、最後の方はタクシー帰りが続くプロジェクト。
リーダーの クドウさんは、若手ナンバー1と評判の先輩で、見た目はソクラテス、仕事はバリバリ、プロ意識の塊みたいな方でした。
新人だった僕には、帰宅前にその日の成果物をクドウさんに提出し、レビューメモ(=ダメ出しリスト)を返してもらうという決まりごとが課されていました。
他のリーダーと比べてクドウさんの要求水準は明らかに高く、翌朝には尋常でない量のメモ( A4用紙10枚とか )が返ってきます。そして一つずつ、クドウさんが納得いくまで説明を求められました。
「 ここまでやる必要あるんか・・・? 」
内心そう思いながら、心身ともにシンドイ日々を過ごしました。
変化に気付いたのは、次のプロジェクトに配属されてから。
成果物のレベルが「 ググっ 」 と目に見えてあがったのです。
半年くらい後になって他の先輩から聞いたのですが、クドウさんはこう言っていたそうです。
「 厳しく接しているのは期待の表れ。
彼には、 新人の間に本気で向かい合う人が必要 だと感じた。 」
新人の僕がクタクタになって爆睡している頃、明け方まで自分のために作業をしてくれる先輩。
それ以降は、クドウさんに認められる仕事がしたい、クドウさんのような先輩になりたい、というのが強烈なモチベーションになりました。
JOC も同じです。
入会した当時、東九部会の部会長だった徳尾さん。
同じく副部会長で、その後部会長をされた平井さん。
先輩二人がいつも暖かく声掛けしてくださり、親身になってくださったことで、JOCに馴染むことができました。お二人がいなかったら、キッカケすら掴むことなく、そのままヒッソリと退会していたんだろうな、と思います。
さて、 11月16日(木)に開催される 第2回 交流会議 。
「 新入会員と部会長の交流 」 をテーマとして、交流委員会のみなさまが準備を進めてくださっています。
20期も JOCには、たくさんの新入会員が入会されています。
徳尾さんや平井さんのような存在になれるよう、本気で新入会員のみなさまを迎え入れたいと思います。
副代表幹事
早川 光志 (東九部会)