【 プロジェクト A 】
株式会社ナベル様を訪問した第3回企業研究事業。
南部社長のお話で強く心に残ったのは、
「 ( 組織として ) 結果の質を高めるには、
まず関係の質を高めなければならない 」
という、組織づくりに関するお言葉でした。
また、当日のお話では直接触れられなかったのですが、配布いただいた資料の中に興味を惹かれるワードがありました。
Googleのプロジェクト 「 アリストテレス 」
・・・??
メチャクチャ気になったのですぐに調べたところ、「成功するチームに共通する要因」を究明するために、Googleが 2012年に立ち上げた社内プロジェクトだと分かりました。
当初、プロジェクトでは、次にあげるような 個人的資質やメンバー間の関係、もしくは、それらの組み合わせがチームの成功因子ではないかという仮説を立てたそうです。
○ カリスマ的なリーダーがいる
○ スキルの高いメンバーがいる
○ ベテランや年長者がいる
○ 外交性の高いメンバーが多い
○ プライベートでも親しい
○ 頻繁に食事を共にしている
○ 興味や趣味が似ている
○ 学歴に共通点がある
しかし、4年の歳月をかけて導き出された結論は、これらの要素とチームの成功には明確な相関性がなく、「 心理的安全性こそが最も重要な成功因子である 」 というものでした。
心理的安全性というのは、チームメンバーが他人からの評価や恥ずかしさを気にすることなく、思ったまま、感じたままに発言や行動ができる環境をいいます。
このような環境が整っていれば、チームのパフォーマンスは格段に向上するのだそうです。
全国の優良企業をベンチマークする企業研究事業。
今回もたくさんの学びがありましたし、当日の運営も本当にすばらしい!と思えるものでした。
こんな事業を企画してくれる企業研究委員会の皆さま。
きっと、「 関係の質 」ができていて、「心理的安全性」が高い、よいチームなんだろうなぁ!と思います。
年明けに委員会の会議を見学させて頂く予定ですので、今から心待ちにしております!!
副代表幹事
早川 光志 (東九部会)