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ひとり企業研究委員会

 

こんにちは、企業研究委員会  洛北部会の西垣雄平です。

20期企業研究委員会に所属し、最初は自分と違う業種の会社にあまり興味がもてなかったのですが、事業として様々な優良企業に訪問させていただいたり、選考段階で色々な企業を調べているうちに、業種は違っても学ぶべき事は沢山あるという至極当たり前の結論に思い至りました。

 

そして今期のテーマは“学び続ける経営道”
休日も学びを求めてさまよい歩いていたところ、とある企業に行き当たりました。

 

株式会社 ワークス松下

わたしたち企業研究委員会の大津部会  松下将人さんの会社です。普段は寡黙な印象の松下さんが快く笑顔で出迎えてくれはりました。

んんっ!

ゲストルームがめっちゃお洒落!&ポップ!! 家族で経営をされているのですが、皆さんそれぞれに芸術の素養があり、会社がアートで溢れています。

 

松下さんの会社は金属加工業です。主に定規などのものさしを扱っておられ、そのなかで主力商品がこちらの三角スケールです。

三角スケールとは主に建築などの製図につかわれるもので、CADなどのPC作業に取って代わられた製図ですが、まだまだ紙の図面を使って打ち合わせなどの時に高い需要があるそうです。

 

三つの定規をくっつけた格好の三角スケール。合計六面で測ることができ、それぞれによく使う縮尺をカスタマイズすることができるそうです。

 

松下さんの会社は2007年から金型加工からロボットアームを使ったレーザー加工へとシフトされました

 

その工場を見せてもらいました

 

これらの機械はアーム、コンピューターなどの既製品を松下さんが独学で組み合わせて作られたのだそうです。松下さんすごい!!

 

ワークス松下では試作は基本無料で、試作倒れは山ほどあるとか。

 

でもその中で様々なノウハウを身につけて会社の技術強化に繋げてきたそうです。

 

三角スケールにとどまらず様々な事に挑戦されている松下さん。

 

これからどんな会社にしていきたいですか?と最後にたずねると

 

「ちいさい会社は尖っていかないと生きてはいけないと思います。 これからも器用貧乏を極めていき、そして世の中にないものを作っていきたい」

 

と普段の穏やかな松下さんとはまた違った熱いお言葉をいただきました。

 

松下さんの会社訪問を終えて

 

僕の会社は洋服を作る仕事をしていますがまだまだ小さい会社です。松下さんの話を聞いて僕も、もっともっと尖って、もっともっと挑戦していって、世の中にないもの作っていかなあかん!と何か原点のような気持ちに立ち戻る事ができました。

 

松下さん、貴重な学びをありがとうございました!

 


この記事の作成者:企業研究委員会

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。