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もてる経営者は共感上手

 暑い日が続いておりますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

京信JOC事業の活動、お仕事、ご家族と団欒の時間等、両立されご健勝の

こととお慶び申し上げます。

 

 『 もてる経営者は共感上手 』

 社員は、なぜ、転びそうになって転ばなかった話をするのか?

ある朝、出社するなり、「駅の階段でこけそうになったんです。怖かった」

と言ってきたらどう答えますか?

 

 「それで、けがは?」

 「何段落ちたの?」と尋ねませんか?

そう尋ねると、あからさまにムッとした表情になる社員もいること

に気付いておられますか。

 

 ベストアンサーは

「そりゃ、怖いよね」と共感することだといわれています。

実は、脳は、「怖い」「ひどい」「つらい」などのストレスを伴う感情

が起きるとき、そのストレス信号が人によっては何十倍も強く働き、何百倍も長く

残るのです。そして、共感してもらうと、その余剰な信号が沈静化するように

できているようです。

 

 脳が余剰な信号を起こす理由は、「危険事態」を細大漏らさず記憶して、二度

と同じ事態に自分を追い込まないための防衛手段です。

 人類にとって、自己保全が種の保存の第一条件になり自分が健康かつ安全で

いなければ、よりよい種の保存がかなわないとされます。

 

そのため、「怖い」「ひどい」「つらい」など、自らの安全が起こったときには、

脳が強く反応する。その体験から知恵を創出し、今後の人生で同様のことが起こ

ったときに、自分や家族を守るために無意識のうちに何度も思い返して、知恵や

センスを創出しているそうです。

 

 「かわいい」「美味しい」「嬉しい」などのポジティブな感情でも

同様のことが起こることがあります。ポジティブな出来事の場合は、再び

同じアドバンテージを手にするために共感を求めているようです。

 

 別に、わがままだから「暑い」の「寒い」の「つらい」のと騒ぐわけでなく

また、大袈裟に「かわいい」を連発しているわけでなく生殖の責任において、

その行為を踏襲しているといわれています。

 

 残っているストレス信号を一掃したいときは、周囲の人に気持ちを

訴えて共感してもらうようにふるまいます。

 

「共感してもらうことで、守ってもらえる安心感を得るとともに、

自分の感情を客観視できる。」と言われています。

 

 当然、経営者は、転びそうになったぐらい

でストレス信号がいつまでも長引いていたのでは、次に起こる危険から身を

守れない。このため、ほとんどの経営者は、「朝のつんのめったこと」を会社

のフロアまで持ち込むことがないのです。

 

 社員の中には、その余剰なストレスが机に向かっても脳に残ってしまうことがあり、

このストレスを解消して仕事に専念するために

「怖かった~」と訴え、訴えた相手が共感してくれれば、ストレスから解放されて、

仕事に集中できる。といわれています。

 

 「なんだか腰が痛いの」と言われた人が「腰が痛いのか。それはつらいなぁ」

とやさしく共感したことで腰の痛みが減衰したこともあるそうです。

 

 やさしく共感してくれる人がもてるのもわかるような気がいたします。

 『共感って大切やなぁ』って気づいていただける方がおられたら幸いです。

 

長い文章を読んでいただき有難うございました。

 

   

 木村代表幹事はじめ幹事団、部会長と京信JOCで事業を通じて

数々の経営者として組手を交え、学び、そして実行され

『学び続ける経営道』を通して、『共感上手』で

地域から慕われる経営者になってくださることを、

こころから応援しております。

           事務局 小森


この記事の作成者:JOC事務局

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。