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一流の経営者の心構え

皆さん、こんにちは。企業研究委員会 壬生部会の児島賢です。

5月におこなわれましたJOC本部例会の講演会、講師の小宮一慶先生のお話を聞いて、昭和の名経営者「松下幸之助」について、今一度深く知りたいと思い著作を読んでみました。

「松下幸之助」、パナソニックを一代で築き上げた経営の神様の異名を持つ昭和を代表する日本の経営者。

 経営の神様の心構えが、ギッシリと詰まった素晴らしい本でしたので、印象に残った言葉を紹介します。

 

・道

 「自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。・・・」(引用:『道をひらく』PHP研究所)

 

 会社、立場、年齢、経験。それぞれ違うけれど、人にはそれぞれに与えられた道がある。その中で自分の個性を輝かせ、自分だけしか歩めない道を休まず懸命に歩いていくことで新たな道が拓けてくる。本当にそうだと思う。自分の道は自分にしか拓けない。心を定めてこれからも自分の道を一生懸命歩いていきたい。

 

・素直に生きる

「逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚(うぬぼれ)を生む。」(引用:『道をひらく』PHP研究所)

 

 よく逆境は尊い試練であり、それを乗り越えた経験が自分を強くするということは、一般的に言われているが、もう一歩踏み込んで順境も尊いとするところが流石です。逆境は卑屈を生み、順境は自惚を生む。逆境、順境にとらわれずそのときその人に与えられた境涯に素直に生きるがよい。経営者として、逆境を乗り越える強さも持ちたいが、順境の時に自惚れず謙虚の心を忘れぬ自分でありたい。

 

・心の鏡

「自分の周囲にある物、いる人、これすべて、わが心の反映である。わが心の鏡である。すべての物がわが心を映し、すべての人が、わが心につながっているのである。」(引用:『道をひらく』PHP研究所)

 

 自分のみなりを直すために人は鏡の前に立つが、鏡は心までは映し出さない。しかし、周囲をよく見て、周囲の人の声に耳を傾ける謙虚で素直な心があれば、自分の考えやふるまいが相手を通して鏡のように見えるのである。  相手は自分の鏡で合って、例えば相手の機嫌が悪いのには何か自分に原因があると考え、謙虚で素直な心で、その原因を思惟し自分のふるまいを直していく、そんな自分になりたい。

 

「素直で謙虚な心が道を切り拓く」「自分のためではなく世の中のために仕事をする」  

 

一流の経営者の心構えを心に刻んで、素直な気持ちでそして感謝の気持ちで日々精進していきたい!!


この記事の作成者:企業研究委員会

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。