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レゴランドにみる本学と末学

皆様こんにちは!広報委員会の鈴木です。

皆様は週末は如何過ごされたでしょうか。私は家族と名古屋のレゴランドに行ってまいりました。

実は二人の息子が大のレゴ好きですので、事前に年間パスを購入し、4月のオープン時に訪れてから約2ヶ月。元を取らなければと早々と二回目のレゴランドです(笑)

2か月前に訪れた時は乗り物も2つぐらいしか乗れないくらいの大盛況でした。がしかし、私の感想は、正直、レゴ好きの子供なら良いけどそうでなければ…一度来れば良いかな…これは色々と叩かれるんじゃない?…といったどちらかといえばネガティブな印象でした。

そんな不安は残念ながら的中してしまいました。

高額な入場料や価格に見合わない施設内での飲食物。小さな子供をターゲットにしているにもかかわらず水筒までも持ち込み禁止など、その上から目線の姿勢に「レゴランド」ならぬ「エゴランド」という言葉も飛び出し批判の嵐に晒されました。

予想通り、二回目に訪れたレゴランドは一番人気の乗り物も待ち時間ほとんど無い状態で、いち客としては快適でしたが、2か月前を知るレゴファンとすれば寂しい限りの客入りでした。

最初は強気だったレゴ社も、最近では水筒OK、年間パスの同伴者半額、あげくは入場料25%値下げなど、焦りを隠さない後手後手の対応をしております。

レゴ社さん…正直、カッコ悪いっす…

日本の消費者甘く見すぎっす…

先日、JOC口丹部会の張本さんが論語を引用し、物事には本学と末学があると説かれました。

簡単に言うと

本学=人間力、道徳心、理念など木に例えるなら根や幹の部分

末学=知識、技能など木に例えるなら枝や葉の部分

本学を大切にしなければ末学をどれだけ磨こうと成功しないという「本末転倒」の由来となる教えですが、私には今のレゴランドは枝や葉がやたら多いわりに幹が細い何とも不細工で不安定な木に見えます。

 

 

レゴランドは一生懸命、様々な方法でお客にお金を落とさせるアイデアやノウハウ(末学)を駆使していますが、そこに付加価値を産み出せていないと感じます。その原因は己のコンテンツを過信し、本当にお客に喜んでもらう、満足してもらうという思いや姿勢(本学)が欠けていることに尽きるのではないでしょうか。

そこが批判されるレゴランドと称賛されるディズニーランドやUSJの差だと思います。

若輩者が偉そうなことを多々書いておりますが、いちレゴファンとして、なんとかこの劣勢を打開して欲しいと思っています。いつの日か、オープン時の強気価格でもお客さんが大勢訪れ、「また来たい」と思わすレゴランドに変貌することを願ってやみません。


この記事の作成者:広報委員会 鈴木

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。