公認会計士が考える「中小企業のクラウドファンディング活用法!!」
公認会計士が考える「中小企業のクラウドファンディング活用法!!」
- ご挨拶 ■
皆様、お世話になっております。
東九部会の(株) Tomorrow Factory代表取締役・公認会計士 三上肇です。
(20期入会ですので、ご挨拶をできていない方のほうが多いかと思いましたので「40周年記念事業まであと〇日! 」で撮って頂いた写真を掲載させて頂きました)
弊社でクラウドファンディングサイトを運営している事から、40周年記念事業の分科会Cチームをお手伝いさせて頂いております。
分科会Cチームでは、「JOC版クラウドファンディング」を行います。
『JOCの方がプロジェクトをプレゼン →最優秀・優秀賞を決定 →クラウドファンディング費用を贈呈→実際にクラウドファンディングを実施する』という企画です。
詳しくは、Cチーム野間さんのブログをご覧いただければと思います↓↓
ご参加頂く方のクラウドファンディングへの理解をより深めて頂くため、クラウドファンディングの説明と具体的な使い方をご紹介させて頂きます。
- クラウドファンディングとは ■
クラウドファンディングとは、とても簡単にいうと『インターネットを通じて資金を集める仕組み』です。
- 中小企業のクラウドファンディング活用法 ■
「最近クラウドファンディングって言葉よく聞くけど、どうやって使ったら良いんかわからんねんな。。。」
というお声をよく頂きます。
私が思う「中小企業のクラウドファンディング活用法」をカンタンにご紹介したいと思います。
クラウドファンディングには色んな使い方があるのですが、中小企業にとって一番メリットのある使い方は、ズバリ『新商品(新サービス)開発』だと思います。
【なんで?】
なぜ「新商品開発」と「クラウドファンディング」の相性が良いのかと申しますと、以下の利点があるからです。
- 目標金額に達しなければ、プロジェクトを実行しなくてOK → 在庫リスクがなくなる
- 先にお金が入ってくるので、資金繰りがラク
- 資金調達と同時にテストマーケティングができちゃう
↓詳細を説明します。
- 目標金額に達しなければ、プロジェクトを実行しなくてOK → 在庫リスクがなくなる
クラウドファンディングには、All or Nothingという仕組みがあります。
これは、『支援金額がプロジェクトで掲げた目標金額に達すればプロジェクトを実施します。達成しなければ実施しません。』というルールです。
この仕組みを利用して、
目標金額=「こんだけ売れないと作りたくない」金額
に設定すれば良いわけです。
目標金額をきちんと調整すれば、売れるかどうかわからない新商品の在庫リスクがなくなるという事です。
このリスクを減らせる事は、中小企業にとって大きなメリットではないでしょうか。
- 先にお金が入ってくるので、資金繰りがラク
新商品発売のタイミングとクラウドファンディングのスケジューリングをきちんとすれば、商品を提供する「前」にお金が入ってくる様にできます。
これにより、資金繰りがとてもラクな状態で新商品の提供をスタートできます。
ラクになった分、広告にお金をかけたりもできますよね。
- 資金調達と同時にテストマーケティングができちゃう
なんといっても、新商品開発で一番不安なのが「ホンマに売れるかな。。。」だと思います。
私も経験があるのですが、お客様にアンケートを取って新商品をリリースしたとしても、いざお金を支払ってお客様が買ってくださるかというと、、、「あれっ!?アンケートではあんなに反応良かったのに…」という、なんだか複雑な気分になってしまう時もありますよね。。
クラウドファンディングにかけることにより、資金調達をすると同時に「実際にお金を支払って買って頂けるか?」までリサーチする事ができちゃいます。
大企業がやる様なお金をかけたマーケットリサーチができない中小企業としては、この点、大きなメリットになるのではないでしょうか。
クラウドファンディングの手数料も、目標金額に達しなければ手数料がかからないサイトが多いので、無料でこの辺のリサーチができるという事になります。
40周年記念事業の当日には「クラウドファンディング講座」として、このブログの内容についても説明させて頂く予定です。
多くの方のご参加お待ちしております。