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創業94年 変化し続ける老舗石鹸メーカー

企業研究委員会、長岡部会の辻です。

来る、7月19日(木)にベンチマーク事業が開催されます。
小柳委員長のブログにも詳細がありますが、久しぶりのベンチマーク事業となります。

 

今回訪問させて頂くのは「木村石鹸工業株式会社」

聞いたことが無い方が多い会社だと思いますので、今回は木村石鹸工業の魅力についてお伝えしたいと思います。

 

【大正13年創業。当時から受け継がれる釜焚製法】

 

モノづくりの町、大阪府八尾市に木村石鹸は本社兼工場を構えます。
今では日本に数社しか存在しない、油から石鹸を製造できるメーカーです。

 

というのも、今日本で市販されている石鹸のほとんが素材を海外(主に東南アジア)
から輸入して製造しているものになります。

 

木村石鹸が作る「純石鹸」はメイド・イン・ジャパン。創業時から受け継がれてきた
伝統の「釜炊き製法」で今も丹念に手作りをしています。
食用レベルのヤシ油を丸一日、職人の経験と五感を頼りに、時には舌で確かめながら
(本当にやっておられます)釜に付きっきりで炊き上げています。

 

 

【IT企業創業から老舗家業へ】

 

今回ベンチマークを快諾して下さり、工場の案内、講演をして頂く木村社長は現在4代目社長。

 

木村社長はそもそも家業は継ぐつもりはなく、ご自身で創業初期の米ヤフーに
影響を受け、1995年の学生時代に仲間数名と共にIT企業を創業。

 

現在もWEBマーケティング会社としてIT業界ではトップクラスのソリューションを
提供しているそのIT会社の副社長を18年間務められました。

 

その後、2013年に家業である木村石鹸工業に入社、2016年に4代目社長に就任されました。

 


【老舗の価値×WEBマーケティング】

 

木村社長が入社してから推進していることが「自社オリジナルブランド」と
「WEBマーケティング」です。

もともとOEM生産がメインだった木村石鹸ですが、同社が持つ、本物の「技術力」と「品質」を活用し、自社ブランドを立ち上げネット販売を開始。その販売強化のために得意分野であるWEBマーケティングを
活用し、付加価値の高い情報発信で新しいお客様を獲得していっています。

 


木村石鹸工業が本来持っている「技術力」「高品質」「安心・安全」
といった付加価値を、WEBマーケティングの力でブラッシュアップさせ
新しいイノベーションを起こし続けていることを「ベンチャー型事業承継」
と捉え、今回のベンチマーク先に選ばせて頂きました。

 


木村社長は物腰の柔らかい方ですが、博識でお話も本当におもしろいです。
また本来、木村石鹸工業はこうした見学会をしておられないため、
非常に貴重な機会です。

 

 

今回のベンチマーク事業もぜひお楽しみに!(朝早いですが…)

 


この記事の作成者:企業研究委員会

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。