象と主体性のお話
こんにちは、広報委員会&河原町部会の今西です。
JOCには様々な経営者の方がおられて、中には創業から長い年月の会社を率いておられる方もいますが、うちの会社は7期目のまだまだ未熟な会社です。最近になってやっと10名を超え、この春にははじめての新卒を迎えます。
小さいながらもやっと組織というものを考えはじめ、いろいろと仕組み・仕掛け作りを行っているのですが、自分自身がすべての仕事を隅々まで把握することは難しくなっていく中で大事なのは、1人1人の主体性だと思っています。
そのようなことを考えている中、こんな本を読みました。象が小さな杭に鎖でつながれていて、象の力なら簡単に引き抜けそうなのに、その象は逃げない、それはなぜか、という話です。
その答えは、その象が小さいときに、しっかりした杭に鎖でつないで、逃げようとしても逃げられないという経験をさせているから、大きくなっても逃げようとしないのだそうです。
それだけ、小さなときや若いときの経験は、その後の判断に影響を及ぼすということ。
これは、自分に置き換えて考えても、確かにそうだなと思います。子育てでも、社員教育でも、本人がやろうとしていることに対して、最初からそれは無理だと親や上の者が言ったり、すぐにこうした方がいいと口を出していては、その人は自分で考えることをしなくなっていきます。
本人の主体性を生み出せるかどうかは、親や上司の姿勢にかかっているんだと思います。このままいったら怪我するなぁと思いながらも、それが大怪我でないのなら、見守るのも大事だなと思う今日この頃です。