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食育から考える 関わり方の重要性

広報委員会に所属しています、エールエイド株式会社、ぽにぃ保育園園長の長谷川です。

当社の保育園は「小規模保育施設」と言いまして、0歳から2歳までの乳幼児を少人数で預かる施設です。園の特徴として、私達は「その子にとってまずは何が大切か」を合言葉に、様々な性格の子どもたちを保育しています。

さて、近年「食育」という言葉を保育園、幼稚園ではよく使用します。

簡単に申しますと食育とは、こども達とその保護者の方に、食事や食文化を通して、理解・成長してもらう教育であります。

食事の目的は単なるエネルギー摂取だけではありません。

こども達は食を通じて、甘い、辛い、しょっぱい、旨いなどの味覚を覚え、固い、軟らかいなどの食感も味わいます。また、こどもが口のまわりをぐちゃぐちゃにして食べている映像をご覧になられたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、あれは手づかみで食べることにより、自分の指を認識したり、口の位置を無意識で覚えたりしています。おはしやスプーンを使うようになると、今度は指先や筋肉を使い、道具をうまく使いこなす練習をすることになります。

こういった身体的な成長以外に、食事を通してアタッチメント(愛着)の形成もされます。

食事を友達や大人ととる中で生まれるコミュニケーション、幼い子どもにとっては感覚的に守られた空間(安全な場所)を認識し、言葉が発達すると、自己を表現できる場所にもなります。

「we are what we eat」(私達自身は私達が何をたべてきたのかそのものだ)

という言葉があります。飽食といわれる現代、お金があれば本当に多種多様な食事を好みのままに食べることができます。油脂の多い食事はそういった体型を作りますし、偏った食事は肌や血色、体力にも影響を及ぼします。

これは何も食事に限ったことではありません。

私達が毎日のようにしている「仕事」についても同じことが言えます。

色々な案件をこなすことで自分の知識や経験が広がり、ものづくりの職人など何度も失敗を経験し、完成品を作り上げる技術を習得していくことは言うまでもありません。

職場で生まれる会話や気遣いは企業への愛着を生み、従業員は成長していく、

まさに「we are what we do」ですね。

仕事を単なる作業として捉えるのではなく、その人の成長として捉えた時、関わり方が変わる、そんな気が致します。


この記事の作成者:広報委員会 長谷川

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。