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<同じ方向を向くということ>

皆様、こんにちは。

例会委員会、河原町部会の池内と申します。

私の所属する河原町部会では、『仲間の仕事を知ろう!』ということで、メンバーが自社の取り組みについてプレゼンする『企業勉強会』を実施しております。

 

その中で、㈱シネマズギックスの馬杉さんが制作された

 

『笠置ROCK!』

 

についての取り組みを聞かせていただき、河原町部会一同「これは部会内だけで留めておくのはもったいない!ぜひ、全会員に聞いていただきたい!」ということになり、JOC全会員を対象として

 

『企業勉強会特別版~JOC河原町映画祭~』

 

日時:平成29年8月3日(木) 午後18時より

場所:京信ホール(京都信用金庫本店3階)

内容:

  1. 馬杉さんによるプレゼンテーション
  2. 映画上映
  3. トークセッション

 

を開催することになりました。

 

映画を見ていただくだけなら、今後上映予定の映画館へ皆様の都合の良い日に足を運んでいただければ済むことです。

しかしながら、JOC会員の皆様には、ぜひ前後のプレゼンテーションとトークセッションを聞きに来ていただきたいのです。

 

この映画には、過疎化の問題や地域振興、企業の社会貢献、2020年オリンピック正式種目となったボルダリングの振興、クラウドファンディングの活用などなど様々な視点から捉えることのできる要素がたくさん詰まっています。

しかし、何よりも特筆すべきは『皆が同じ方向を向いた』という事なのではないか?と思うのです。

 

馬杉さんは当初、笠置町PR動画作成の依頼を受けたそうですが、『笠置町の良さ』を町民に尋ねられたところ口々に「何にもない。」と言われたそうです。

 

そこで、「PR動画を作ることが、本当に笠置町の為、町民の為になるのか?」と考えた結果、『少なくとも町民の思い出に残るもの』さらには『町民が町に誇りを持てるように』と、町民参加型の映画を製作する事に決められたそうです。

 

しかし、町の活性化など諦めたような町民の心を動かすのは簡単ではなかったようで、馬杉さんは企画書をもって1件1件の家へ説明と説得に何度も回られたと言います。

その結果、人口1400人の町で300人以上の町民が参加した、笠置町、そして笠置町の町民の為の映画が完成しました。

 

経営者にとって大切なことは、もちろん活動によって会社に利益を生むことです。しかしながら、それを実現するために実はそれ以上に大切で難しいのは

 

『皆を同じ方向に向かせ進んでいく』

 

事なのではないかと思うのです。

 

熱意をもって信念を貫き、自ら動いて周囲を引っ張っていく力はまさに経営者に必要不可欠な要素なのではないでしょうか?

 

『笠置ROCK!』を通して、まずは笠置町の町民が同じ方向を向いて映画をつくり、その取り組みに賛同した人たちがクラウドファンディングなどで同じ方向を向いて応援し、その取り組みを知った役所や政府が同じ方向を向いて映画の成功を応援する。

そして、笠置町への注目度と、町民の誇りが高まっていく。

どんどん大きな輪になっていくこの取り組みから、若手経営者として学ぶことは1つではないはずです。

 

映画を見終えて、「笠置町、がんばれ!」と思うと同時に「お前もまだまだ頑張れ!」と背中を押されたような気になる、とても良い映画です。

そして・・・岩に登ってみたくなります(笑)。

河原町部会長もほら・・・。

間もなく、皆様へご案内をお届けさせていただきます。

ぜひ、皆様のご来場をお待ちいたしております。

 

 


この記事の作成者:例会委員長 村山

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。